英検1級対策勉強について
①勉強内容について
1. reading: 英字新聞”Japan Times,” と雑誌”Time”が2本柱です。とは言え、全部読むわけではありません。Japan Timesに関しては、一面の見出しのリード(lead)の部分と社説(editorial)のみ(最近は時間がなくて社説は読んでません)、Timeに関しては、全般にざっと目を通し、表紙に出ている特集記事のみをざーっと読みます。(特に単語の意味などは調べません。)ただし、Japan Timesはネットで毎日、Timeは定期購読して毎週欠かさず読んでいます。
その他、『1日1分英字新聞』も読んでいます。これは必要な知識・語いを身に付けたり確認するのに最適です。
2. listening: “CNN Express”と, NHKラジオ講座の”ラジオ英会話””入門ビジネス英語””実践ビジネス英語””攻略英語リスニング””ニュースで英会話,” AFN朝7時のブレーキング・ニュースを3分間聞くのが軸になっています。CNNは毎月定期購読して、付録のリスニング問題を解きながら毎月、NHKはテキストを買い、AFNは聞き流しでそれぞれ毎日聞いています。
その他、『感動する英語』『挑戦する英語』、『英語耳』なども聞いています。
また、BBCの1分間world news, VOAなどのサイトも参考にしました。
3. writing: 『スーパーレベル・ライティング』(ベレ出版・植田一三著)を参考に勉強し、過去問などの問題を書いてALTに添削してもらいました。
4. speaking:『英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニング』(ベレ出版・植田一三著)を熟読しました。また、”Pros and Cons: A Debater’s Handbook “[ペーパーバック]Trevor Sather (編集)も参考にしました。
その他、上記NHK講座を会話の材料としても利用しています。シャドウイングなどもしています。
②勉強時間および期間について
1.勉強時間について
平日は1日平均3時間でした。多いときで4時間。土日・休日は8時間ぐらい勉強しました。
2.勉強期間について
英検準1級合格レベルから、約3年かかると言われていますが、実際、3年かかりました。手始めに英検準1級を取り、その後、1級を目指しました。
③使用教材および単語の暗記方法について
(1.)使用教材について
各4技能については上記の通りです。その他、英検1級は特に語いが重要ですが、使用したのは以下の通りです。
1. 『キクタン英単語super 12000』(アルク・一杉武史著)
2.『速読速聴英単語Advanced 1100』(Z会・松本茂著)
3.『語源で増やす英単語』(ベレ出版・恒石昌志著)
4.”1100 words You Need To Know” Barron社、Murray Bromberg, Melvin Gordon (著)
5. 『スーパー口語表現』(ベレ出版・植田一三著)
6. 『パス単 英検1級』(旺文社英検書)
7. 『英検1級語い・イディオム問題500』(旺文社英検書)
また、その他は以下の通りです。
8. 『英検1級7日間予想問題ドリル』(旺文社英検書)
9. 『英検1級過去6回全問題集』(旺文社英検書)※数年分
(2.)暗記方法について
特別な方法はないと思います。また、正攻法でいった方が記憶に残るし、使えます。私の場合、語源で覚えるのが効果的だと思い、上記の本を買って勉強しました。また、語感も重要と思い、共通する要素を自分なりに考えて覚えました。例えば、gl-は光るイメージで、glass, gloss, glow, gloryといったようにです。このことは、『スーパー・ボキャブラリー』(ベレ出版・植田一三著)に詳しく書かれています。
④資格専門学校について
植田一三主催の『アクエアリーズ』に通いました。ホームページもあるので参考にしてください。
⑤その他
英検1級は小手先の勉強は全く通用しない世界で、また偏りがありすぎるのもダメです。とは言え、ある程度傾向があるので、その対策をする必要があります。例えば、リスニングのPart1,2では、選択肢にmightが入っていたら、正解の確率が高い(mightは可能性が低い助動詞なので、それが使われている文の内容を否定できないから)や、ライティングでは、設問に肯定的な立場で書いた方が点数が4点以上変わる、や、語彙問題の句動詞問題は動詞の部分より前置詞・副詞で意味を考えた方がよい、や、単語の問題は難しすぎる単語は正解にならない、など。
背景知識も重要で、新聞・雑誌(日本語版『ニューズウィーク』など)をよく読んでおくと良いでしょう。ちなみに、英検が好きなネタもあって、例えば、遺伝子組み換え食品に関するものがそうで、過去にライティングや、最近ではリーディングでも出題されました。知識があると、実際かなり楽です。
また、受かりそうで受からない試験でもあるので、根気も必要です。私の場合、1点不足で不合格というのが4回連続で続きました。英検だけではなく、通訳案内士の勉強を通して日本についても勉強しましたが、これも特に2次試験で役に立つと思います。あらゆることが合格につながる試験だと思います。