今週の英検1級の授業内容を一部(ライティング、リーティング)についてご紹介します。
今週の英検1級の授業内容では「医学」のテーマを取扱いました。
まず、ライティングは下方で紹介するリーディング問題と連動させて、
“Do the benefits of dieting outweigh the disadvantages?”
(ダイエットのメリットは、そのデメリットを上回るか?)というタイトルを用いて
授業前半の20分間の制限時間で書くライティング練習とその授業解説を実施しました。
次に、25分の制限時間で解くリーディング問題(空所補充問題4問、内容一致問題3問)は、
TIMEの比較的新しいカバーストーリーより、
“Ending the War on Fat” (Bryan Walsh, June 12, 2014)を取扱いました。
「1960年代に発表されたAncel Keys博士の研究により、
今日近くまで世界が『脂肪は体に悪い』と信じ込んできた長年の博士の定説は、
最近の新しい研究でようやく覆された(脂肪は体にそれほど悪くはない)」という記事内容で、
文章の書き方(英文の展開法)が、英検の問題製作者が
いかにも好みそうな文章の書き方だと個人的に思います。
※ Time誌の表紙を飾るAncel Keys博士(リンク)
TIMEの記事内で紹介されていましたが、Ancel Keys博士の研究方法に問題があり、
研究のサンプリングの抽出に、博士自身の好みが強く反映される偏りがあり、
科学的客観性を大きく損なう研究内容であったことが指摘されています。
以下のYoutubeで言及されておりますが、授業内で参考映像としてご紹介しました。
また、授業外で自主的に読んでいただく自主学習用リーディングとしてTIMEのサイトより、
以下の2本の記事をご紹介しました。
・Pigs Can Grow Their Own Pacemakers(By Alice Park July16, 2014)
・What Doctors Should Say When Patients Want a Miracle
(Alexandra Sifferlin June 18, 2014)