英語(悟)道十訓

英語(悟)道十訓

1. Capture the essence of English by gaining an insight into basic vocabularies.(基本動詞[形容詞・名詞]、前置詞]を学び、英語の真髄をつかむ。)

―特に基本動詞と前置詞は奥が深いのでしっかりとそのコンセプトをつかむこと。

2. Practice “shadowing” every day to learn English rhythm and expressions.(シャドウイングで英語のリズムと表現力を同時に身につける。)

―1日最低30分は行うこと。

3. Use English-English dictionaries to develop a sense of English and an insight into human nature.(英英辞典の英単語の定義を読んで語感を鍛え、「英悟」する。)

―語彙を哲学的・心理学的に洞察しながら、linguistic sensibilitiesを身につけて行くこと。

4. Practice writing and debating to develop critical thinking and speaking abilities.(ライティングとディベートで論理的思考を鍛える。)

―エッセイは週に最低1つは書き、できれば添削を受けること。

5. Practice rapid reading to increase your vocabulary and general knowledge.(速読で語彙力、知識力をUP する)

―1日最低30分は行うこと。

6. Heighten your linguistic awareness through study of English grammar and corpus.(英文法を「頭」と「ハート」と「体」でつかみ、「コーパス」と比較し、言語への洞察を深める。)

―英文法は進化するので、理論英文法とコーパス英文法の両方の見地から会得すること。

7. Practice translation to gain an insight into “languacultural differences”between English and your mother tongue.(トランスレーションで英語と母国語との発想の違いを知る。)

―特に日英翻訳は両言語への洞察が深まり、英語の運用力がUPするので日頃からトレーニングすること。

8. Study for various English qualification tests to develop your English skills and self-discipline.(資格試験を活用して英語のスキルをUP し、自己鍛錬に励むこと。)

―各種資格試験にチャレンジすることによって、語彙力、知識力、努力する力をUPさせること。

9. Practice yoga and temperance, opening your chakras to maximize your inner potential.(ヨガと節制を実践し、チャクラを開いてポテンシャルを最大限に高める。)

―食事は腹7分目に取り、ヨガ・チャクラの開放によって能[脳]力の衰えを最小限にすること。

10. Let’s enjoy the process of achieving your lifetime goals to attain the spiritual enlightenment through ups and downs and twists and turns in your study of Eigo.(生涯をかけた英悟の目標を持ち、浮き沈み、紆余曲折は真理探究と悟りへの道として、そのプロセスをエンジョイする。)

―英悟の道は菩薩の道、修行によって悟りを開く努力をし、人々を苦しみから救い、悟りへと導くなり。

Let’s enjoy the process! (陽は必ず昇る! )

アクエアリーズ学長 植田一三(Ichay Ueda)

達人への道「英悟道ランキング表」(石[意志]の上にも20年)

英悟道
ランク
CFER
ランク
到達年数
目安
英語検定換算 英語の運用力
①5級
入門者
A1 4級レベル 運用語彙約100語、英語放送理解度1%以下、片言程度、書く能力は無い
②4級
初心者
A1 1年 3級レベル 運用語彙約200~300語、英語放送理解度3%以下、あいさつに毛の生えた程度のスピーキング力、極めてシンプルな英文しか書けない。
③3級
初心者
A2 2年 準2級レベル TOEIC 350点 運用語彙約500語、英語放送理解度5%以下、日常の事柄についてかろうじて通じる英語で話したり書いたりすることができる。
④2級
中級者
B1 5年 2級レベル TOEIC 550点 iBT 48点 運用語彙約1000語、英語放送理解度約10%、日常の事柄や社会問題の1割ぐらいをかろうじて通じる英語で話したり書いたりすることができる。
⑤1級
中級者
B2 7年 準1級レベル TOEIC 760点 iBT 72点 運用語彙約2000~2500語、英語放送理解度約30%、英字誌読解速度100-150wpm、日常の事柄や社会問題の3割ぐらいを大体通じる英語で話したり書いたりすることができる。
*この地点がボーダーラインで、「英検1級」を最終目的にし、合格後やめてしまう人は「白帯」に逆戻りし、今までの努力が無駄になる。この後も独学あるいは道場で修行し、「英悟」の道を究めること。
⑥初段 中・上級者 C1 9年 1級レベル
TOEIC 920点
iBT 96点
運用語彙約5000~7500語、英語放送理解度50~60%、英字誌読解速度約200wpm、日常の事柄や重要な社会問題の5割ぐらいについて論理的に話したり書いたりすることができる。
⑦2段
上級者
C2 12年 資格5冠レベル 英検1級、TOEIC 980点、通訳案内士、工業英検1級、国連英検特A、TOEFL 108点、IELTS 8点のうちの5つを取得できるレベル。運用語彙7500語~1万語、英語放送理解度60~70%、英字誌読解速度約250-300wpm、日常の事柄や重要な社会問題の7割ぐらいについて、論理的に話したり書いたりすることができる。
⑧3段
上級者
15年 上記の資格7冠+欧米の大学院修士取得レベル 運用語彙1万~1.5万語、英語放送理解度70~80%、英字誌読解速度300-400wpm、日常の事柄や重要な社会問題の8割ぐらいについて、引き締まった論理的な英語で話したり書いたりすることができる。英字誌の記事を書くことができる。
⑨4段
達人
20年 ここから上は検定試験は無く、作品や演説で勝負の段階 運用語彙1.5万~2万語、英語放送理解度80~90%、英字誌読解速度400-500wpm、日常の事柄や重要な社会問題の9割ぐらいについて、語彙豊富で引き締まった論理的な英語で話したり書いたりすることができる。一流英字誌のような記事や洋書を書くことができる。
⑩5段
達人
25年 運用語彙2万~3万語、英語放送理解度90%以上、英字誌読解速度500wpm以上、日常の事柄や社会問題はもちろん、どんな哲学的な問題についても引き締まった論理的な英語で話したり書いたりすることができる。一流英字誌のような記事や洋書を書くことを真にエンジョイできる。
*ここからが正念場で、歴史に残る名著・演説を残したり、世界で活躍できる優れた人材を育成したりする真の「菩薩の道」を歩むための努力を怠らない域である。

Let’s enjoy the process! (陽は必ず昇る! )

学長 植田一三(Ichay Ueda)

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English study is an anti-aging effort, which is
important not only for the practitioners themseleves but also for
society as a whole in this superaging society.
40代以後にあてはまります

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2015年8月8日(土) 句動詞・基本動詞一気にマスターOne-day集中セミナー(13:10~17:00)

Let me remind you that knowledge of basic verbs and phrasal verbs isextremely important for you improve your listening and speaking abilities as well as your scores in phrasal verb and listening comprehension questions. I believe that this seminar that provides you with a wealth of valuable materials will greatly help you overcome you weaknesses in those areas of knowledge and make a difference in your scores into those categories.
You can’t miss it! Let’s enjoy the process! Ichay Ueda

皆さん、こんにちは。今週土曜日の句動詞セミナーでは、植田一三学長が句動詞研究30年以上の集大成を、一気に公開いたします。気合いの入ったハンドアウト(ぎっしり詰まった40頁!)を用意し、多義語、前置詞アプローチ、句動詞の効果的な覚え方、洋画・歌・広告を使った句動詞練習など、ありとあらゆる効果的で、楽しい句動詞学習法をここだけで公開。句動詞が苦手な方も、この一日セミナーに参加するだけで、一気に句動詞力がぐーんとUPすること間違いなしです。ぜひご参加くださいね!
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2015年8月8日(土) 13:10~17:00
句動詞・基本動詞一気にマスターOne-day集中セミナー
受講料 一般¥6,000(税別) 生徒・元生徒¥5,400(税別)
(要予約) ASC受付⇒ info@aquaries-school.com
会場:Aquaries School(アクエアリーズ・スクール 大阪心斎橋校)
〒542-0085 大阪市中央区心斎橋筋1 丁目2-25 上田ビル3F

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2015年夏期アクエアリーズ資格試験突破英語スキルUP 1day セミナー

このセミナーは、英語のライティングやスピーキングをアップするのにマスト!特に、特に英文法に自信の無い人は絶対に来て、一気にマスターしてほしい。

①7月18日(土) 時間:13:10-17:00 (要予約)
ライティングやTOEICのスコアUPに不可欠な英文法・語法の知識を一気に身につけるための
「エッセイライティング力&TOEICスコアUP英文法One-dayセミナー」
英検1級・TOEFL・IELTSのエッセイライティングやTOEICの英文法・語法問題で高得点が取れるように、日本人の苦手な冠詞・名詞・前置詞を始めとする英文法・語法の知識と極意を4時間で一気にマスターするセミナー
講師:Ichay Ueda(植田一三)
受講料:一般¥6,500→¥6,000 (税別)  生徒・元生徒 ¥5,000(税別)

リスニングの弱い人はMUST, 夏休みこそ集中的に学習しよう!

②7月25日(土)時間:13:10-17:00 (要予約)
リスニング・リーディング「体力」を一気にUPさせるための
「リスニング&読解力強化『CNN &NHKビジネス英語』 One-dayセミナー」
過去約10年のNHKビジネス英語とCNN放送の、英検1級1次・2次試験や国連英検に関連したものを選び、そこで使われた語彙・表現とその背景知識を解説しながら、リスニング・リーディング力と語彙・イディオム力を一気にUPさせる集中セミナー。

講師:Ichay Ueda
受講料:一般¥6,500→¥6,000(税別)   生徒・元生徒 ¥5,000(税別)

③8月8日(土)時間:13:10-17:00 (要予約)
句動詞・基本動詞力を一気にUPさせるための
「句動詞・基本動詞マスター集中One-dayセミナー」
独学するのが非常に困難で日本人の苦手な「句動詞・基本動詞」の知識を一気に身につけ、英検や国連英検を始めとする資格検定試験でのスコアUPだけでなく、英語の発信力・リスニング力を数段UPさせるための集中セミナー。

講師:Ichay Ueda
受講料:一般¥6,500→¥6,000(税別)   生徒・元生徒 ¥5,000(税別)

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英検1級(2015年6月実施問題)速報

英検1級(20156月実施問題)速報

皆さん、お元気ですか?今回の英検はいかがでしたか?

今回は、語彙・読解・エッセイ・リスニングともに難易度は中で、予想合格平均は、80です。では、簡単な分析速報をお送りします。

まず、語彙問題ですが、1万語レベル以上の難しめの語彙が7問が出題されましたが、だいたいどれも消去法で解ける問題で、句動詞前置詞と動詞の語感で解けるものでした。難問はなく、全体的な語彙問題の難易度は【やや難】で20点は得点したいところです(語彙のトレーニングを受けているアクエアリーズの受講生には、23点以上得点した人も多かったようです)。

今回出題された語彙を、当アクエアリーズ出版の『英検1級対策ボキャビルテキスト』と過去問題30年に基づく『英検1準1頻度別語彙リストTop 1000(頻度順に100リストUP)(+補足語彙)』を調べてみると、解答のカバー率は19問の90%のカバー率となりました。

初級レベ 50008000語水準(基礎語彙) 1・・・3個出題                      agility(2回出題・準1級語彙Top900),  obscurity (2回出題・準1級語彙Top300), feasible(3回出題・準1級語彙Top100)

中級レベル 800010000語水準(必須語彙) 1級レベル・・・6個出題         instill(3回出題・1級語彙Top300), clamor(3回出題・1級語Top500), depreciate (5回出題・1級語彙Top500), rebut(4回出題・1級語彙Top900), chauvinist(1回出題・ナシ), cumulative(3回出題・1級語彙Top500)

上級レベル 10000語以上(完成語彙) 米大学院入試(GRE)・・・7個出題        woo(1回出題・ナシ), stint(3回出題・1級語彙 補足), huddle(4回出題・1級語彙Top200), inadvertently(3回出題・1級語彙Top500), assiduous(2回出題・1級語彙Top700), awry(1回出題・ナシ), adroit(4回出題・1級語彙Top700)

※1  英単語の後にある( 回出題)の表示は、過去30年間の英検1級語彙問題に選択肢として出題された回数

次に読解問題ですが、空所補充6問中、難問・超難問が3問あり、時間をかけて考えた末、不正解だった人も多かったのではないでしょうか?内容一致問題は全10問中、難問は1つありましたが、読解の総合難易度は中程度でしょう。出題されたトピックは、建築、アート、心理学、政治などでしたが、読解を楽に解くためには、背景知識を身につけておくことが必須です。おすすめは、私たちの近著英語で説明する人文科学英語で説明する科学技術語研)で、この2冊で各種英語資格試験に出題される文系・理系の背景知識と表現を短期間で効率よくマスターすることができます。ぜひご活用ください。

エッセイライティングのトピックはcloningで、key pointsもクローニングを語る際には必ず出てくるものでした。アクエアリーズの1次対策、2次対策では、繰り返し扱うトピックですので、生徒さんには比較的簡単だったと思います。

詳しい解説は、今月、アクエアリーズ各校(東京(6/13)・名古屋(6/20)・大阪(6/20)・京都(6/20)・横浜(6/27)で実施する『英検1級の問題分析と語彙・読解・リスニング・エッセイ問題のスコアUP攻略法の1-Dayセミナー(4時間)』で実施いたします。難関英検1級に合格するための極意、マテ、勉強法に興味のある方は、ぜひこの1-Dayセミナーご参加ください。

Let’s enjoy the process!(陽は必ず昇る)

Ichay Ueda(植田一三)

お申し込み・お問い合わせは

0120-858-994(えいごはここよ)

受付時間:10:00~20:00(年末年始・お盆以外)

または、メール  info@aquaries-school.com まで。

◎会場・受講料

日時:2015年6月13日(土) 13:00~17:00
講師:Ichay Ueda(植田一三)
場所:東京新宿校
〒151-0053 東京都渋谷区代々木3-20-6
¥6,500
(税別)
日時:2015年6月20日(土) 13:00~17:00
講師:Ichay Ueda(植田一三)
場所:名古屋校
〒460-0008 名古屋市中区栄4-16-8
栄メンバーズオフィスビル
¥5,000
(税別)
日時:2015年6月20日(土) 13:00~17:00
講師:上田敏子
場所:大阪心斎橋校
〒542-0085 大阪市中央区心斎橋筋1-2-25
上田ビル3F
¥6,500
(税別)
日時:2015年6月20日(土) 13:00~17:00
講師:Michy 里中
場所:京都校
〒604-0845
京都市中京区烏丸通り御池上がる二条殿町542
リーガル京都烏丸御池 403号
¥6,500
(税別
日時:2015年6月27日(土) 13:00~17:00
講師:Ichay Ueda(植田一三)
場所:横浜校
〒231-0032 横浜市中区不老町1-2-1
中央第6関内ビル
¥6,500
(税別)

 

 

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日本人がライティングで犯しやすい文法語法ミス22

エッセイライティングで本当によく間違っているミスをご紹介しましょう。内容がよくても,こういった文法・語法があやふやでは,読んでいて不完全なエッセイになってしまいます。ぜひ,ここで正確な文法・語法を身につけていただきましょう。

1.he has a possibility to ~間違い→there is a possibility that he

he is likely to, he will likely +動詞, he could(can, may)などはOK。この他、impossibleは、he is impossibleのように人を主語にできないので、it is impossible for him to +動詞の形にしなければならない。同様に日本につられて、he is difficult to find the bookとはできないので、he finds it difficult to+動詞にするか、he has difficulty[trouble, a hard time] finding the bookや、it is difficult for him to find ~の形にする。

  1. lead to +動詞が来る[contribute to 動詞も多い]

→lead to名詞[動名詞]contribute to 名詞[動名詞]

このミスが非常に多いので要注意!lead 人 toの場合は、この後に名詞でも動詞でも来るが、見出しの表現の場合は、必ず、名詞[動名詞]が来ることに注意! be committed[dedicated, devoted, addicted, attached] toの後も同様。

  1. A such as[like] BABのカテゴリーが違う

TOEFLスコア換算で70点から100点ぐらいまでの日本人の英文ライティング指導30年以上の中でも、このミスは圧倒的に多い!musical instruments such as a piano and a violinとカテゴリーを同じにしないと使えない。これは A like B, A including Bとしても同じである。

  1. for the following three reasonstheが抜ける

forの前置詞が間違ったり、theが抜ける人が多い。また、because of the ~reasonsもThe reason is because(thatがベター)と同様に、かつては冗長として間違いとされていたが、最近はOKなった。さらにThe reason why[that] S+V is ~は最近ではwhyやthatが省かれるようになった。

5. In conclusion, for the following reasonsfor those reasonsとかく

結論部での表現で、正しくは、for the above-mentioned three reasonsとかfor these reasonとしなくてはならないところを、for those reasonsとする場合も見られる。

6. ×have right to have the right to

「~する権利がある」ですが,theを付け忘れるミスが多い。

  1. rapidly aging societyの代わりにrapid aging society

agingを修飾するrapidlyが妥当で、rapid使えない。

  1. 自然環境の意味のenvironmenttheが抜けている

「自然環境」の英訳は,the environmentと必ず,theが必要。また,「職場[生活・自然]環境」の英訳の場合も,the working [living, natural] environmentのようにtheが必要。

9.the computer industrytheが抜けている

業種を表す場合は必ずtheが必要で、the textile industry(繊維工業)、

the pharmaceutical industry(製薬産業)のように言う。

10in the 1980stheが抜けている/ in his 30sin the 80sの混

このミスも非常に多い。theもsも抜けている人もいる始末。

11. 比較構文でhigher than those ofthose[that] ofが抜けている

これも日本語につられて非常に多い。The commodity prices in Japan are higher than those in the US. The climate of Japan is milder than that of the US.のように英語は比較の用法が厳密である。また、Compared with Japan[those in Japan]の場合でも比較用法の間違いが目立つ

12. 現在完了を使うべきところで,過去形を使ってしまう。

現在完了は,昔起こった影響が今なお続いている際に使い,過去形は,現在とは無関係である場合に使う。この使い分けができることは重要。たとえば,There have been a lot of discussions and debates about animal testing.と現在完了にすると,「今も議論が続いている」となるが,There were a lot of discussions and debates about animal testing.と過去形にすると,「過去の話で現在は無関係」となる。

13. 自然に増減したのでincrease, decreaseとすべきところをbe increased[decreased]となっている

同様に、openとbe openedの違いも多くみられるが、上記の例と同様、前者は自然にオープンしたのに対して、後者は人為的にオープンしたことを表す。

14. ×This needs [requires] to repair.

→〇This needs [requires] to be repaired.

This needs [requires] repairing.

「S(物)は修繕する必要がある」で,不定詞を使う場合は必ずto be repairedとなり,動名詞との言い換え(need …ing ⇔ need to be + PP )はぜひマスターしておこう!

15. have an effect on~のhave代わりにgiveを使う

影響の同意語であるimpacthave[make] an impact on~のように、have, makeの両方が使え、influencehave[exert] a profound influence onのように、consequence[implication]は、have consequences[implications] for~のように動詞や前置詞が変わる。

16. cause[do] damage toの代わりにgive damage to(15)を使う

damage, harm, justice, honorなどの名詞ではdoを用いる。

17. there are pros and cons on this issue2万件)の代わりにof(4)使う

18. it’sitの所有格として使う

これはネイティブ、ノンネイティブ共通してミスが多い。

19. discourage ~from ~ingの代わりにdiscourage ~ to Vにする。

 「encourage to +動詞」との混同であると思われるが要注意!

 またtalk into[out of] ing 「人を説得して~をさせる(やめさえる)で、get[persuade] to +動詞と異なることに注意!

20. have difficulty[trouble, a hard time] toVにする。

have difficulty[trouble, a hard time]~(in) ingとしなければならないところを、toを使ってしまう人が多い。またsave[spare] me the trouble to 動詞[of ~ing]の場合は、theが必要。

21. feedbacks, equipments, softwaresとしてしまう。

 これらの語は不可算で複数にはできないので、不定冠詞を使ったり、複数形にしたくても、give me (some) feedbackのようにする。

22saving(貯金), sale(売り上げ), damage(損害賠償金)としてしまう。

これらは「複数名詞」と呼ばれ、それぞれsavings, sales, damagesとしなければならない。この他、belongings(所持品), valuables(貴重品), assets(資産), expenses(費用), necessities(必需品), resources(資源)などお金や資産に関する複数名も重要。

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(再掲載 outweigh型の英作問題対策) エッセイライティング問題分析と攻略法

エッセイライティング問題分析と攻略法

2014年度第1回のエッセイライティング問題、”Do the benefits of free trade outweigh the disadvantages?”は、初めてのパターンで戸惑った人かもしれません。このトピックでは           prosかconsかだけを書いても比較がでず,アーギュメントとしては不十分です。またessay_writing[1]prosとconsの完全に相対する概念が無い場合があり、それぞれの比較が難しいので,サンプル1のような構成で,prosとconsを別々に書いて、prosをconsよりを引き立たせるようにするやり方と、サンプル2のように、様々な見地から、proがconsより勝っていることを証明するやり方があります。後者の方が説得力がありますが、それをこなせるようになるには、エッセイライティングやディベート力UPトレーニングが要ります。工業英検で重視されているtechnical writingの3C(clear, correct, concise[特に句を用いての引締め])の原則に基づいて、そのサンプルを作ってみました。

(サンプル1)

There have been often public discussions and debates about whether free trade is beneficial to the whole world. Some argue that trade liberalization has a damaging effect on our society, but personally, I think that its benefits outweigh its disadvantages by putting this issue into perspective.

The first advantage is promotion of economic growth by increased global trade and investment that create huge job opportunities. The second advantage is strengthening of international relations by promotion of global economic interdependence, which discourages countries from attacking their trading partners despite political conflicts. The third advantage is great consumer benefits brought by cheaper products and wider varieties of imported foreign products through keener global competition.

On the other hand, the first disadvantage is concerns about environmental degradation through global economic growth that increases CO2 emissions. The second disadvantage is damage to some domestic industries that cannot survive global competition. The third disadvantage is an occasional erosion of tradition and culture through free trade. For example, traditional rice-planting culture can be undermined by damage to rice-producing industries in Japan.

All in all, I think that the three benefits: promotion of economic growth, strengthening of international relations, and great consumer benefits outweigh the three disadvantages: concerns about environmental degradation, damage to some domestic industries, and occasional erosion of tradition and culture.        (216 words)

(サンプル2)

There have been often public discussions about whether free trade is beneficial to the whole world. Some argue that trade liberalization has a damaging effect on our society, but personally, I think that its benefits outweigh its disadvantages from the following socioeconomic and political perspective.

First, from the economic perspective, free trade promotes economic growth through increased global trade and investment and creates huge job opportunities, which outweighs damage to uncompetitive domestic industries. Free trade brings huge benefits to consumers through keener competition in global business, which allows them to enjoy a wider variety of imported foreign products at lower prices.

Second, from the political perspective, free trade strengthens international relations by promoting global economic interdependence. These symbiotic relationships discourage countries from attacking their trading partners even if there are huge political and ideological differences between them.

Third, from the environmental perspective, concerns about environmental degradation due to industrial growth in global competition can be alleviated by an increasing environmental awareness and a growing shift toward renewable power generation.

In conclusion, free trade will contribute to the world economy and international relations. These benefits outweigh possible erosion of tradition and culture, exemplified by potential damage to traditional rice-planting culture in Japan through trade liberalization.

(204 words)

さて皆さんいかがでしたでしょうか。社会問題のエッセイライティングとディベートトレーニングは,本当に奥が深くてやりがいがあるでしょう。それでは皆さん、明日に向かって英悟の道を       Let’s enjoy the process!(陽は必ず昇る)

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(改定) 英検1級試験直前ライティング、簡単な書き方のコツ

ライティングは、型を使えば簡単に効率よく書いていくことができます。

まず、以下のトピックについて書いてみましょう。
Should organ transplants be made more available in Japan?
□ save the lives □ medical advancement □ cost
□ human dignity □ organ trafficking □ brain death

英検1級の英作文は、ご存じのように3つ以上の「キーワード」を用いて、「イントロ」、「ボディ」、「コンクルージョン」を含む200ワードの英文を作る問題です。

まずは、「イントロ」です。
当アクエアリーズで校では、(数年前までは) 以下のように指導しておりましたが、
Some people believe that organ transplants should be made more available in Japan. Others don’t. Personally, I believe [don’t believe] that organ transplants should be made more available in Japan for the following three reasons.

ここ最近の数年間は、以下のように指導しております。
It is a highly controversial issue whether or not organ transplants should be made more available in Japan. Personally, I believe [don’t believe] that organ transplants should be made more available in Japan for the following three reasons.

いずれも、以上のトピックは、以下の型を用いれば1分前後で書くことができます。
① Some people believe that ~. Others don’t. Personally, I believe [don’t believe] that ~ for the following three reasons.

② It is a highly controversial issue whether or not ~. Personally, I believe [don’t believe] that ~ for the following three reasons.
—————————————————————————————————————————————
次は、肝心要の「ボディ」です。ここが一番難しいと言えるのは、トピックに対する賛成か反対の意見[ポイント]を的確に述べ、その意見[ポイント]を効果的に証明する[読者を納得させる]英文を書く点にあります。

効果的に証明する[読者を納得させる]英文を書くにはある程度の訓練が必要となりますが、とりあえずは合格ラインの目安となる20点を取るために、必ず3段落、3つの意見[ポイント]を書いて(且つ3つの意見[ポイント]が重ならない[オーバーラップしない]ように注意して)、それからサポートする文を書いて、マス目がなるべく全て埋まるように頑張りましょう。

それでは「英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現(ベレ出版)」を参考に、
まずボディの「冒頭に書くべき意見[ポイント]」をそれぞれPro と Conを3点ずつ並べてみましょう。

Pro[賛成]の立場で書く場合、
① Firstly, organ transplants can save lives of domestic patients suffering from organ failures.
(第一に、臓器移植は、臓器不全で苦しむ国内患者の命を救うことができる)

② Secondly, the promotion of organ transplants can contribute greatly towards medical advancement in Japan.
(第二に、臓器移植の推進は、日本の医学の進歩に大きく貢献することができる)

③ Thirdly, the spread of organ transplants can answer the needs of domestic patients who can’t afford the organ transplants overseas.
(第三に、臓器移植の普及は、海外で臓器移植をするお金の余裕がない国内患者のニーズに答えることができる)

Con[反対]の立場で書く場合、
① Firstly, the spread of organ transplants can encourage unethical organ trafficking (in black market).
(第一に、臓器移植の普及は、(ブラックマーケットの)非倫理的な臓器売買を助長する可能性がある)

② Secondly, the promotion of organ transplants can increase the number of organ transplants without any consent of donors[brain-dead patients] [against the will of donors[brain-dead patients]].
(第二に、臓器移植の促進は、脳死患者の同意のない(あるいは脳死患者の意志に反する)臓器移植の数を増やす可能性がある)

③ Thirdly, many Japanese still have a resistance to organ transplants which damage the dead bodies.
(第三に、多くの日本人にとって、いまだ遺体を損傷させる臓器移植に対する抵抗感がある)

以上のような意見[ポイント]を考え出して書いて、続いてそれを効果的にサポートする文を2~3文前後で続けて1段落を構成させます。これを3つ作って3段落を並べるようにしていきましょう。
—————————————————————————————————————————————

最後に、「コンクルージョン」も型で書いて、1分で書き終えることができます。ボディの最初に来る意見[ポイント]を句にまとめて締めくくりましょう。

Proの場合、
In conclusion, for these [the above-mentioned] three reasons: ① saving lives of patients, ② contributing towards medical advancement and ③ answering the needs of patients unable to receive organs transplants overseas, I believe that organ transplants should be made more available in Japan.
※(①, ②, ③の番号は不要で、分かりやすくするために表記しました)

Conの場合、
In conclusion, for these [the above-mentioned] three reasons: ① encouraging unethical organ trafficking, ② increasing organ transplants without any consent of donors and ③ having a resistance to organ transplants, I don’t believe that organ transplants should be made more available in Japan.
※(①, ②, ③の番号は不要で、分かりやすくするために表記しました)

In conclusion, for the following three reasons: ①, ② and ③, I believe [don’t believe] that ~.

全てのトピックに当てはまりませんが、
大体この形を基本にすれば、簡単に英検1級の英作文を書くことができます。それから、大体全ての英作のマス目を埋めるような気持ちで、なるべく多く書くように心掛けましょう。
Let’s enjoy the process!!

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2014年度第3回英検1級語彙分析

2014年度第3 英検1級問題分析

語彙問題分析

語彙問題は、コロケーションの知識によって迷う時間が減り、全文を読まなくても解ける比率が上がって行き、レベル6:15分、レベル5:12.5分、レベル4:10分、レベル3:7.5分、レベル2:5分、レベル1:2.5分と解答時間が短くなって行きます。アクエアリーズの受講者にはレベル3で満点近くのスコアの人も多く、語彙力の弱い人は効果的なボキャビルによってレベル4で何度受けても20点以上取れるように頑張りましょう。それによって当然、読解力もUPして行くのでボキャビルは非常に重要です。

英検1級に出題される単語は3つのレベルに分けることができ、今回出題された語彙を、当アクエアリーズ出版の「英検1級対策ボキャビルテキスト」で調べてみると、解答となる問題のカバー率は21問中20問の95%でした。さらに過去問題30年に基づく「英検1級・準1級頻度別語彙リストTop 1000(頻度順に100リストUP)(+補足語彙)」を併せても同じく20問の95%のカバー率となりました。

初級レベル 5000~8000語水準(基礎語彙) 主に準1級レベル・・・3個出題(14%)

oblivious (6回出題・1級語彙Top800), delinquent (2回出題・ナシ), conspicuous (3回出題・ナシ)

中級レベル 8000~12000語水準(必須語彙) 主に1級レベル・・・13個出題(62%)

swerve (1回出題・ナシ), eulogy (2回出題・1級語彙Top300),

allegiance (2回出題・1級語彙Top300), stunt (2回出題・1級語彙Top800),

appalling (4回出題・1級語彙Top100), attire (2回出題・ナシ),

deference (9回出題・1級語彙Top300), repercussion (2回出題・1級語彙Top700),

regenerate (1回出題・ナシ), salvage (2回出題・ナシ), vouch (2回出題・1級語彙Top500), allay (5回出題・1級語彙Top700), garner (2回出題・1級語彙Top300)

 

上級レベル 12000語以上(完成語彙) 米国の大学院入試(GRE)レベル・・・5個出題(24%)irrepressible (1回出題・準1級語彙Top700 ※ repressより), adjunct (2回出題・1級語彙補足),

altercation (1回出題・ナシ), figment (4回出題・1級語彙Top500), latitude (2回出題・ナシ)

※1  英単語の後にある( 回出題)の表示は、

過去30年間の英検1級語彙問題に選択肢として出題された回数。

※2  1級語彙Top・準1級語彙Topの表示は当アクエアリーズ校の準1級・1級で覚えるべき

1000の単語を、若い順番からTop100から最後のTop1000まで、出る順に100語ずつ

10段階に分けた単語のレベル。

また、句動詞は、アクエアリーズ出版の「句動詞1000」のテキストにおける解答のカバー率は3問中4問の75%で、解答を含めた句動詞の選択肢のカバー率は16問中9問の56%となりました。さらに、句動詞の研究を進め、新しく作成した「準1級・1級句動詞頻度別リストTop 600(準1最重要100 / 準1重要100 /1級最重要200 /1級重要200)では、dip into (1級最重要200)の1つの25%をカバーしました。

語彙問題は、NC(no-context型でコロケーションだけで解ける問題)、SC(semi-context型でコロケーションと空所の数語の文脈で解ける問題)、FC(full-context型でほとんど全文を読まないと解けない問題)の3つに分かれますが、英検1級の語彙問題の場合、意味・用法・コロケーションの限られたハイレベルな語彙が多いので、運用語彙の豊富な人なら、ほとんど文脈なしでコロケーションで解けるNC、SCタイプの問題の割合が高くなります。

特に、英検1級の語彙問題の選択肢はコロケーション(語と語の自然な組み合わせ)を利用すれば簡単に解くことができますので、それを交えながら解説していきましょう。

1番は、avoid hitting her(彼女をひくのを避ける)より、swerve(進行方向から(急に)それる)と文脈で解ける「3秒問題」。swerve from [= veer from]の形などで使用される『中級レベル語彙』。

2番は、deliver(述べる)より、eulogy(追悼の言葉)とコロケーションで解ける「3秒問題」で『中級レベル語彙』。

3番は、switch his(彼の~を変える)より、allegiance(忠誠)とコロケーションで解ける「3秒問題」で『中級レベル語彙』。またallegiance to(~への忠誠)のように、前置詞toと結びつきが強いので、この語法の知識からでも解ける。

4番は、publicity(評判、知れ渡ること)より、publicity stunt(売名行為)という定型フレーズの知識で解ける「3秒問題」で『中級レベル語彙』。

5番は、completelyもしくはmy surroundings(周囲の状況)より、oblivious to(~に気づかない)と文脈とコロケーションで解ける「3秒問題」で『中級レベル語彙』。

6番は、three monthもしくはin paying rent(家賃の支払いに)より、delinquent(支払期限を過ぎた)と語法の知識で解ける「3秒問題」で『初級レベル語彙』。

7番は、There were rats everywhere, the toilets were dirty,よりappalling(ぞっとするほどひどい)と文脈から解ける「10秒問題」で『初級レベル語彙』。

8番は、(dressed in) formalよりformal attire(正装)という常用フレーズの知識で解ける「3秒問題」で『中級レベル語彙』。

9番は、Inもしくはto the clientsより、deference(尊敬、敬意)と語法とコロケーションで解ける「3秒問題」で『中級レベル語彙』。

10番は、(have) seriousより、repercussions(影響)とコロケーションで解ける「3秒問題」で『中級レベル語彙』。

11番は、the economically depressed city(経済的に落ち込んだ町)より、regenerate(再生する)とコロケーションで解ける「3秒問題」で『中級レベル語彙』。

12番は、returned toもしくはwhat she could of her belongings(彼女の持ち物の中から~できるものを)よりsalvage(救い出す)と文脈から解ける「5秒問題」で『中級レベル語彙』。

13番は、no matter how bad things may sometimes be at the office(どんなに会社で度々悪いことがあっても)より、irrepressible(めげない)と文脈から解ける「10秒問題」で『上級レベル語彙』。

14番は、for ~よりvouch for(保証する)と語法の知識で解ける「3秒問題」で『中級レベル語彙』。

15番は、a useful もしくはtablet computerよりadjunct(付属物)と文脈で解ける「3秒問題」で『上級レベル語彙』。

16番は、his fearよりallay(和らげる)とコロケーションで解ける「3秒問題」で『中級レベル語彙』。

17番は、between two motorists(二人の自動車運転手間の)よりaltercation(口論)とコロケーションで解ける、「3秒問題」で『上級レベル語彙』。

18番は、of my imagination よりa figment of one’s imagination(創造の産物)の常用フレーズ・時事英語の知識で解ける「3秒問題」で『上級レベル語彙』。

19番は、a lot ofよりlatitude(= freedom自由裁量)のコロケーションで解ける「5秒問題」で『上級レベル語彙』。

20番は、supportよりgarner(集める)のコロケーションで解ける「3秒問題」で『中級レベル語彙』。

21番は、pink suit and green hatやlook extremely ~ in a room(部屋で極めて~に見える)より、conspicuous(目立つ)と文脈から解ける「10秒問題」で『初級レベル語彙』。

22番は、the team were soより、keyed up(興奮した、緊張した)とコロケーションで解け、洋画によくでてくる「3秒問題」で『上級レベルの句動詞』。

23番は、retirement savings(貯蓄)より、dip into(手をつける)とコロケーションで解ける「3秒問題」で『中級レベルの句動詞』。

24番は、boxers ~ each otherより、go at(= attack 攻撃する)と文脈やat(~目掛けて)の語感で解ける「5秒問題」で『上級レベルの句動詞』

25番は、his apartmentよりdo up(綺麗にする)よりコロケーションで解ける「3秒問題」で『中級レベルの句動詞』。

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(速報) 2014年度第3回 英検準1級問題分析&攻略法

2014年度第3回の英検準1級問題は、まず語彙セクションについては受験者を悩ませるような難問が少しありましたが、全体的には平均的なレベルで、過去問やボキャビル対策を強化していれば、決して難しいとは言えない標準的な問題だったと言えるでしょう。例えば、正解となったtestament, enlist, erode などがやや難しかったようですが、語彙学習をしている人であれば、25問中21点〜23点以上のスコアは取れると思われるので、今回もしそれ以下であったなら今後は安定して少なくとも21問は正解できるよう是非ボキャビルに励んでほしいと思います。

読解問題に関しては、穴埋め、内容一致共に特に厄介な問題はなく、選択肢も紛らわしい引っ掛けがなかったので、18点は取って欲しいものです。レターライティングに関しても他のパートと同様、質問は平均的レベルで、過去問などで英作対策をしていれば、表現が浮かばずに困るようなことはなかったでしょう。合格を確実にするためには英作では安定して11点は取れるようになって欲しいものです。さて、では個別に問題を見ていくことにしましょう。

語彙問題分析

準1級試験の大きな特徴の1つは、語彙問題のレベルが高いことです。語彙レベルは、英検3級が1000語水準、準2級が2000~2500語水準、2級が3000~4500語水準とすると、準1級が4500~8000語水準、1級が8000~15000語水準となっており、準1級の語彙問題で高得点を取るには、まずはアクエアリーズ出版の「英検1級・準1級基礎レベル語彙(5000-8000語水準)」を用いて徹底的に基礎・応用固めをし、次にベレ出版の「英検準1級英単語大特訓」でさらにハイレベルなボキャビル特訓することをお薦めします。この2冊を網羅すれば、単語セクションのみならず、読解パート、アカデミックなリスニング(パート2)にも十分対応可能です。

今回のテストで正解となった英単語ですが、ベレ出版「英検準1級英単語大特訓」からでは、

1番 fundamental-時事英語としてIslamic fundamentalism イスラム原理主義 (radical groupsは「過激派グループ」)が派生語として掲載。

3番 bribe-bribe(voters, officials)有権者・役人に「賄賂する」が、7000語水準の動詞コロケーションとして掲載。時事英語にalleged bribery(収賄疑惑)の派生語がある。

4番 stingy-見出し語 miserly(6000語水準)の類語として掲載。他の類語にmeagerがある。

6番 sway-7000語水準の見出し語として、swayed by emotions[pressure, opinions](感情[圧力、意見]に影響される)が掲載。他の類語にswingがある。

8番 integral-integral part of (my life, our society)人生・社会の「絶対必要な」要素が、6000~7000語水準の形容詞コロケーションとして掲載。

9番 ambiguous-5000語水準の見出し語として、ambiguous statement [comment, expression](あいまいな声明[コメント])が掲載。他の類語にvague, unclearがある。

11番corrupt -語根コラムにcorrupt-co(一緒に)+rupt(破れる)→堕落した、汚職が掲載。時事英語にpolitical corruption(政治汚職)が派生語として紹介。

12番 remainder-5000語水準の見出し語として、for the remainder of the month(その月の残りの期間)、Thanks for the reminder.(お知らせありがとう)などが掲載。他の類語にrest, remainsがある。

17番 haven-refuge(6000語水準)の類語として掲載。他の類語にshelterがある。

19番 incentive-6000語水準の見出し語として、The performance-based pay system will become a strong incentive for sales staff to acquire new customers.(.成果主義の給与体系は、営業担当者が新しい顧客を獲得する強い励みになるだろう)が掲載。他の類語にstimulus, inducementがある。

21番 dedicate-2級レベルの見出し語として、dedicated to the research(研究に打ち込む)、dedication to public service(公職への献身)が掲載。他の類語にdevote, commitがある。

23番 fill in for-見出し語のcover forの言い換えとして掲載。他の言い換えに stand in for , take overがある。

など非常に多くが出題され、かつ正答となりました。特に、英検準1級の語彙問題の選択肢はコロケーション(語と語の自然な組み合わせ)を利用すれば簡単に解くことができますので、それを交えながら解説していきましょう。

1番は、key to your successful marriage(結婚のうまくいく秘訣)を聞かれ、trust is fundamental (信頼することが重要)が解ける3秒問題。

2番は、ヒントが2行目「昇進できるかどうかを判断するには、まだ時期が早過ぎる」で “Don’t be too optimistic.” (楽観的過ぎないで)が正解できる3秒問題。

3番は、全体の文脈「ある企業が大規模な建設契約を得るのに大統領顧問が700万ドルを受けた」をヒントにbribe(賄賂)が解ける7秒問題。

4番は、ヒントが he refused to give him …(自動販売機の飲み物を買うのに1ドルあげることを拒んだ)で、stingy(ケチ)が正解できる5秒問題。

5番は、violation of the dress code(服装規定の違反)のコロケーションで正解できる5秒問題。

6番は、地震と、many drivers lost control of their cars (多くのドラーバーが車のコントロールを失った)をヒントにthe bridge swayed so violently(橋が激しく揺れた)を正解できる7秒問題。

7番は難しく、市長が賞をあげたことをヒントにas a testament to her efforts(彼女の努力の証として)を選ぶ10秒問題。(ただし、他の選択肢はどれも基礎単語なので、消去法で何とか正解できた生徒さんもいました。)

8番は、文脈の「その会社社長は最新のテクノロジーを使うことは高くつくことを知っていた」、と「しかし新しい戦略にはそれが(カッコ)であると信じていた」により、integral(不可欠な)を正解できる7秒問題。

9番は、so they were unsure of exactly what it meant (だから、彼らはその意味をはっきりわからなかった)の文脈により、ambiguous(あいまいな)が正解できる5秒問題。

10番は、successful salespersonやgreat attitudeをヒントに、正解prime(最良の)が解ける5秒問題。

11番は正解できなかった生徒さんがたくさんいましたが、ヒントは2行目からの文脈「容疑者は2〜300ドルをあげて自分に都合の良い待遇をお金で買うことができる」をヒントにcorrupt(汚職まみれの)が解ける7秒問題。

12番、the remainder of the week(その週の残りの期間)のコロケーションで解ける3秒問題。

13番は、文脈の「学校の喫煙禁止ルールに違反して、厳しい罰を受けた」により、such disobedient(そのような反抗的な態度)が正解できる7秒問題。

14番は、「今年の予算」や、「財政支出計画のための、別の手段を見つけることを余儀なくされる」から、predicted shortfall(予測されている不足分)を正解できる7秒問題。

15番は難しかったですが、enlist the help(助けを求める)のコロケーションで解ける5秒問題。

16番は、sausagesとhamburgersをヒントにsizzle(ジュージュー焼ける)を選ぶ3秒問題。

17番はやや難しく、「警察は訪問者に所持品について注意するよう警告している」をヒントにa haven for thieves(泥棒の隠れ場所・温床)が解ける10秒問題。

18番はやや難しく、public confidence(国民の信頼)がeroded(損なわれた)、のコロケーションで解ける5秒問題。

19番は、furnished apartment(家具付きマンション)やbonuses(ボーナス)がヒントでincentives(励みとなるもの)が正解できる3秒問題。

20番は、resort to violence(暴力に訴える)のコロケーションで解ける5秒問題。

21番は、文脈の「都市部に緑が少ない」、「植林することの重要性を啓発する」などをヒントにdedicated to(〜に向けられた・捧げられた)が解ける7秒問題。

22番はscandal(スキャンダル)のコロケーションでblow over(消える・収まる)が正解できる3秒問題。

23番は、fill in for him(彼の代わりをする)のコロケーションで解ける3秒問題。

24番は、「コンピュータが苦手」、「新しいソフトウェアをダウンロードする間」がヒントでbear with me(我慢して私のそばに付く)が正解できる7秒問題。

25番はやや難しく、文脈の「大学時代の友人たちと会社を始めた」、「今では彼一人がその会社をコントロールしている」をヒントにbought out(買い上げる)が正解できる10秒問題。

 

読解問題分析

まず、穴埋め問題は全体の流れが掴めれば選択肢に悩ませられることなく、スムーズに解答できる問題がほとんどでした。26番は、ややトリッキーな問題で、空所部分は次の文章(It was clear that…) に直接つながるのではなく、その次のIn 1943, the British government… につながっていることにピンとくれば正解できましたが、It was clearの文章が、「アメリカ製輸送機で得た知識(経験)がイギリスを優位に立たせた」、と述べ一応はポジティブな意味なので、正解serious mistake(ネガティブ)との関係で混乱してしまった受験者も多かったようです。27番は第2パラグラフの文脈で、「広く豪華な設備を兼ね合わせたBristol Brabazon(旅客機)が登場したが、戦後の航空旅客者はaffordability(航空料金の手頃さ)やspeed(速さ)をover comfort(快適さより)重視し、もっとコンパクトでスピードの速い飛行機を求める」と述べていることがヒントで、Bristol Brabazonのような大型飛行機は正解commercial failureに結びつけることができます。28番は第3パラグラフ全体からの流れで、正解はまず「ポジティブ」なものだとわかるでしょう。この時点でネガティブな選択肢1番と3番は消去できます。文脈は、エンジニア達が飛行機の設計をもっと工夫するため、Bristol Brabazon用として造られた滑走路や設備などを利用したり、技術を他の航空機に適用させたりして、pave the way(道を開いていく)ことに貢献した、と述べていることをヒントにすれば正解が導けるでしょう。

29番は、まだこの第1パラフラフの時点では情報が少なく、選択肢を選びにくいので、こういう場合は特に最後に解きましょう。次の第2パラグラフや第3パラグラフの内容を考えると、2番sense of danger they feel がしっくり来ることがわかります。30番は、第2パラグラフの中のつながりがヒントで、前半の「スズメの子どもの数が40%減った理由として、行動の変化だとする」ことと、後半の「メスの、卵を産む数が少なくなる」、「(警戒心から)巣をより密集した草木に作る」がつながるので、選択肢2番Additionally(さらに)が正解できるでしょう。31番は、ヘラジカの例を挙げ、「predator(捕食動物)による数の減少だけでなく、predatorへの警戒心による行動パターンの変化も種の減少の原因となる」との文脈から選択肢1番を選ぶ問題でした。

次に、内容一致問題ですが、今回は平均的なレベルで選択肢を選びやすく難問はなかったように思われますが、生徒さんへのアンケートでは36番や37番、41番などが難しかったようでした。質問の32番から41番までをそれぞれ分析すると、32番(コメント)、33番(特長)、34番(特長)、35番(特長)、36番(サマリー)、37番(因果関係)、38番(因果関係)、39番(因果関係)、40番(コメント)、41番(因果関係)を聞かれており、まとめると因果関係が40%、特長が30%、コメント20%、サマリーが10%となります。

32番は、ベニスのクルーズ船への反対意見の選ぶ問題で、ヒントは第1パラグラフ上から4行目Critics say that …「船が大き過ぎて、些細な航路ミスでも、古い(歴史ある)建造物にぶつかって破損の原因となる」、の言い換えを探せば正解することは難しくなかったでしょう。

33番は第2パラグラフ上から5行目Nevertheless, cruise operators insist that …の文脈「船からの排気物は定められた基準以内のもので、さらに将来的には硫黄をあまり含まない燃料に変えて行く意向を示している」をヒントに正解を選びやすかったでしょう。選択肢3番はひっかけで、本文の意味は、「一番大きな船は一時間で、自動車で1万5000台分に相当する汚染を引き起こしている」で、「車による公害が船によるものより大きな問題となっている」は文脈に合わないため不正解です。

34番は選択肢が消去しやすく正解し易かったのではないでしょうか。ヒントは第3パラグラフの上から4行目Before the law went into effect, however, …の文脈で、「大型船の数と、重さを制限する2013年の法令は、船によって引き起こされる危険を裏付ける十分な証拠がなく一時的に保留状態になっている」ことから正解できるでしょう。

35番はwhite fatとbrown fatの違いを答えるといった、本文からのサマリーを答える問題で、ヒントは第2パラグラフ上から2行目です。When humans consume more calories than …「人間は、燃焼するよりも多くカロリーを消費する時に、white fatは増加する傾向にあり、体重は増えてしまう。その一方、brown fatは身体を温めるためにカロリーを燃焼させる」、や次の文章「ある動物は冬の寒さから身を守るためにbrown fatに頼っている」などの文脈が読み取れれば、それを言い換えた選択肢3番を正解できるでしょう。

36番は典型的な引っかけ問題で、選択肢1番のto examine tumorsがトリッキーでしたが、本文では直接「腫瘍を調べる」といった記述はなく、第3パラグラフ上から3行目can locate cancer(ガンを見つける)、 imaging technologyを導入した、とあるので正解にはできません。ここで注意!このようにバラバラの情報を「勝手に自分の頭の中で組み合わせて、想像する」ことは長文問題を解く上で最大の障害となります。実は、長文問題で一番重要なポイントが「想像した情報で解かない」ことなのです。しかしこの「技術」を身につけるのは実際にはかなり難しく、それには問題数をこなし、間違いながら一歩ずつ身につけるしか道がないのが実情です。問題で間違った時こそが、逆に自分の弱点を知る、そして克服していく良いチャンスです。正解できなかったからといって、そこで落ち込むのではなく、次のレベルアップに不可欠なプロセスとして前進していきましょう。まだあきらめてはいけませんよ!I believe in your potential!

37番はbrown fatと体重減との関係についてDr. Yu-Hua Tsengの見解を読み取る問題ですが、ヒントは第4パラグラフの前半部分「brown fatをマウスに使った実験で、マウスが肥満に強くなった」ことや、下から3行目For people who have become obese …からの文脈「食べ過ぎや運動不足で肥満になった人にとっては、brown fatのようなcellular intervention(細胞の治療処置)などよりも、change in lifestyle(生活スタイルの改善)が望ましい」と述べているので、これらを言い換えた選択肢4番が正解となります。

38番〜41番の問題は「エルギン・マーブル」と呼ばれる、かつてはギリシャのパルテノン神殿を飾った彫刻が1800年代初頭にイギリスに運ばれてしまった事に関する話ですが、まず38番は第1パラグラフの文脈(1970年のユネスコ条約を受けて、古代の遺品が元の国に戻されているが、条約前の文化財に関しては各国がどう扱うかは明記されてはいない)、と第2パラグラフ(エルギン・マーブルがイギリスに送られたのは1800年初頭)などの文脈から正解できます。

39番は、第2パラグラフの下から3行目The legality of Elgin’s actions …(エルギン・マーブルが1800年初めにイギリスに送られたが、その合法性がギリシャで議論となっている)がヒントで、それを言い換えた選択肢3番が正解です。

40番は大英博物館の見解を答える問題ですが、ヒントは第3パラグラフ5行目 Authorities there believe the ability to study …(ロンドンで行われる調査や研究は、ギリシャの古代遺産に対する国際的な意識をいっそう高め、博物館での展示はヨーロッパ美術の歴史的な比較をも可能にする)などを言い換えた選択肢4番です。このように、読解問題に強くなるには、とにかくパッセージは素早く読んで文脈を正確に理解し、いかに選択肢の「本文の言い換えを見抜けるか」「勝手に文脈を想像しない」ことが重要なポイントとなります。

レターライティング問題分析&攻略法

準1級のレターライティング問題満点ゲットの極意は次の6点です。

1. レターライティングのひな型を覚える。

2. 文法・語法ミスをしないように文法力・運用語彙力をUPさせる。

3. 質問に的確(ピンポイント)に答え、それ以外の事は書かない。

4. 論理的思考力を養う。

5. 社会問題に興味を持ち言語を問わず意見を言えるようにする。

6. 15分以内に書き上げて必ずミスがないかをチェックする。

今回の問題は前回と同様、日頃から社会問題に関心を持ち、新聞や各メディアを通して自分の意見をまとめておく練習を積み重ねていれば、それほどアイディアに困るようなことはなかったでしょう。

まず、1つ目の質問「両親が共働きの家族の数がこれからも増えていくかどうか」に対しては、まずは自分の考え(賛成か反対か)を述べて、その考えのサポートをしましょう。この質問の場合は、一般的には共働きの両親は増える傾向にあると思われますが、理由としては “Many parents bear high educational expenses for their children.” (多くの親は子供のための高い教育費の負担がある)、 “The cost of living has been increasing.” (生活費が高くなっている)、 “Many women want to keep their career after marriage or childbirth.” (多くの女性が、結婚後や出産後に仕事を続けたいと思っている)、などが挙げられています。

2つ目の質問「日本人はよく仕事の後に会社の付き合いをするが、どう思うか」については、賛成ならば、 “Socializing with co-workers will lead to a good relationship at work.” (職場での良い人間関係につながる)、 “It will solve relationship problems.” (人間関係の問題を解決する)など。反対意見としては、解答例にもありますが、 “It will take away time for workers to relax at home.” (家でリラックスする時間をなくす)などがあるでしょう。3つ目の質問「空手をすることは良い事だと思うか」については、賛成意見として “Karate can help you keep good health.(健康維持に良い)、 “People can use it as self-defense.” (自己防衛として使える)などが適切な解答でしょう。

ライティングセクションは、過去問などのトレーニングによって社会問題に関する「自分の意見」をストックしておく必要があります。すぐには伸びないセクションですので、日頃から英字新聞などを活用し簡単にでも自分の考えをまとめておきましょう。安定して11点は取れるように、是非頑張ってほしいものです。

 

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