ボキャブラリー検定、インターネット放送3月より開始の予定でございましたがただ今準備中でございます。今しばらくお待ちいただけますようお願いいたします。申し訳ございません。
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Ichay Uedaこと植田一三による英検1級・準1級・TOEIC®・TOEFL®・通訳案内士(通訳ガイド)試験対策校! アクエアリーズスクール ウェブサイトメタ情報
ボキャブラリー検定、インターネット放送3月より開始の予定でございましたがただ今準備中でございます。今しばらくお待ちいただけますようお願いいたします。申し訳ございません。
皆さんお元気ですか。英語の勉強はいかがですか。Ichay Uedaです。英検1級は、他の資格検定試験と異なり、高度な語彙力、読解力、リスニング力の他、社会問題に関するエッセイライティング力、スピーキング力など、英語のスキルを幅広く評価する、非常にバランスの取れた素晴らしい検定試験です。特に語彙問題は、タイムやエコノミストのような高度な英語の文献を読んだり、CNNなどの英語放送を聴いて内容を理解するのに必要な15,000語水準までの語彙力や句動詞の知識をテストしており、他のテストと一線を画す英語の検定試験と言えます。
しかし、語彙問題は、英検2級の平均が4千語、準1級が6千語レベルであるのに対して、英検1級は大体、平均9千語レベル以上(1級の語彙問題を、①6千~8千語水準、②9千~1.1万語水準、③1.2万語水準以上の3段階に分けると、大体、①が約25%、②が約50%、③が25%の比率で出題されるので、平均レベルは9400語水準)と言えるでしょう。そこで、語彙力の乏しい人にとっては、かなりハードルが高いものになっています。さらに、語彙セクションの出来ばえは、読解問題やリスニング問題のスコアにも大きく影響してきます。
そこで、効果的な最短距離ボキャビルによって、すばやく語彙力をUPし、1級に合格できる英語力を身につけていただきたいものです。そういった願いを込めて書いた本書の特長は次の通りです。
まず、序章では、自分の語彙のレベルと弱点を発見し、それを克服していただくために、語彙力診断テストを行い、ボキャビルの極意を記しました。次に、英検1級はもちろん、国連英検特A・GREまで、英語の各種資格試験で高得点がゲットできるように、そして、語彙水準の低い話し言葉から、語彙水準の高い、概して書き言葉が一目瞭然になるように、語彙水準の表を掲載しました(各類語グループの中の重要な語彙は太字にしています)。そして、英検1級語彙の中で、特に重要な動詞・形容詞・名詞グループ90を厳選し、次に重要なものは、「その他の重要表現グループ(必須のものはマーキング)」でカバーしました。
次に、ハイレベルな語彙を最短距離で覚えられるように、類語を散りばめた「驚異のスーパー語彙力UP例文」を載せています。このアプローチは、語彙力と同時に、読解、リスニング、ライティング、スピーキングの英語の4つの技能を同時にUPすることができるので非常に効果的です。次に、最も効果的に、運用語彙・認識語彙を増やすために、最も頻度の高いコロケーションを、コーパスを用いて選びました。また、そのコロケーションの「カテゴリー」を記すことで、類語の使い分けができるようにしました。さらに、加速的ボキャビルの基本である、類語ボキャビルアプローチによって、類語のニュアンスや使い分けを説明し、運用・認識語彙を同時に増やせるようにしました。
句動詞に関しては、必須句動詞グループを厳選し、各グループの句動詞の使い分けと頻度を示し、覚えやすくするために由来を記しています。その他の重要句動詞は、特に重要なものにマーキングしました。また、読解・リスニング問題のスコアをUPさせ、かつ英語の発信力をUPさせるのに欠かせない、「時事英語語彙」と「必須イディオムグループ」を厳選しました。そして最後に、ボキャビルに効果的な重要語根・音素・紛らわしい語のワンポイントレッスンを挿入しました。そして、それらすべての語彙を最短距離でマスターするために、MP3で4時間分を収録しました。
(英語の各種資格検定試験と発信力評価&発信力UP)
英検1級2次試験はいかがでしたか?Ichay Ueda(SamuraIchy)です。今回のブログは、私の30年に渡る英語発信力UP指導歴に基づいて、英語の発信力UPの見地から、各種英語資格検定試験を比較してみたいと思います。英語の発信力テストを含んでいる検定試験には、英検1級、TOEIC SW、iBT TOEFL、通訳案内士試験、国連英検特A・A級、工業英検1級・2級、IELTS、ミシガン英検1級・2級などがあります。その中で、コンテンツ、英語力UPの見地から、総合点で1番は、iBT TOEFL、2番は英検1級、3番はTOEIC SWでしょう。
まず、iBT TOEFLは、他の英語資格検定試験と比べて、特にスピーキングとライティングテストが充実しており、試験時間が両方で70分以上あります。英語の放送を聞いてメモを取り、即時にサマリーをしたり、論理的コメントを述べる、agility(頭の回転の速さ)が要求される問題と、見識(物事を深く見通し、本質をとらえる優れた判断力)や人生経験(experience=knowledge you gain about life and the world by being in different situations and meeting different people)が要求される問題が出題されます。1説では、「純ドメ(純ドメスティック=帰国子女でもなく、長期留学経験や海外体験もない国内での英語学習者)の場合は、スピーキングテストが30点満点中、23,4点で頭打ちになると言われているぐらいで、ノンネイティブにとってはかなりチャレンジングなテストです。出題分野も多岐に渡っており、日常会話的内容から人生哲学、様々な学問分野に関するトピックについて出題されます。しっかりと対策勉強をし、何度も受けてこのスコアを伸ばそうとする人が多いので、英語学習のモチベーションUPという意味でも優れて試験と言えます。
2番の英検1級は、ライティングが約30分、スピーキングが約10分の計40分ぐらいのテストで、内容は、ほとんどが社会問題に関する見識を問う問題なので、高学歴者や知的専門職の人にも人気の高い、非常に知的なテストと言えます。英会話学校で身につけるような英会話力というよりは、ディベーターに不可欠のクリティカルシンキング力が要求される、非常にすぐれたコンテンツの試験と言えます。しかし、パーソナルや人生哲学に関するトピックが少なく、高得点を取るために努力するTOEFLと違って、合格点も低く、合格率が高いので、合格してしまった場合は一気に興味が薄れてしまい、十分な対策準備をして試験に臨む人以外はあまり有効ではないテストとも言えます。iBT TOEFLと違って、合否にばかり気を取られて、英語の発信力を伸ばすチャンスを失う場合が多いのですが、何度受けても80点以上の高得点が取れるように英語の発信力をUPさせようとしている人にとっては、非常に有効な試験であることは間違いありません。ちなみに英検準1級も同じことが言え、合格点が低く、合格率が高いので、真面目に対策勉強もせずにパスしてしまう人が多いのですが、このテストも、英語での描写力や社会問題コメント力がテストされる素晴らしい発信力テストです。
3番目のTOEIC SWは、受信型のTOEIC需要の反動として、ここ10年で人気急上昇のテストで、内容も「写真描写、身近な問題についてのインタビューへのレス、提示された情報に基づくレス、解決策の提案、Eメール作成、意見記述」など多岐に渡る80分間のテストですが、一般向けのテストなので、iBT TOEFLや英検1級と比べると簡単で、英語のできる人(英検1級にパスし、iBT TOEFLEで100点ぐらいとれる人)なら、準備しなくてもスピーキング・ライティングとも9割(200点満点で180点)ぐらい取れてしまい、それで満足する人にとっては、あまり有効なテストではありません。ですから、これも同様に満点突破を狙うつもりで何度も受ければ効果が出てきます。大体、英語のできる人で、どちらかが180点で、もう一つが200点満点になることが多く、どちらかが3~4回に1回満点とれるとして、満点を取るには、luckyな場合を除けば確率的には、9回から16回、つまり約1年続けて受ける必要があります。その間に学ぶことが多いので、9割ぐらいのスコアで満足せずに、受験料だけでも10万円ぐらい投資するつもりで頑張りましょう。
この他、工業英検1級は、小手先の力や直前対策では歯が立たず、長期的なスキルUPトレーニングが要求される素晴らしいテストで、ライティング力だけを伸ばすのであれば最高の資格試験と言えるでしょう。ミシガン英検1級も英文ライティング力に非常に優れた試験ですが、コツをつかめば通りやすいので、比較的短期集中対策勉強がしやすい試験と言えます。国連英検特Aは、6割で合格できる英検1級2次試験と違って、合格点が8割というハードルの高さが素晴らしいのですが、トピックが政治問題に偏っているのと、直前の準備がきくので、忙しい人でも2~3月もあれば対策勉強できます。通訳案内士は、日本のことを英語で紹介する能力を身につけるには効果的な資格試験で、これも運で合格することを考えずに、半年以上かけて日本事象の様々な分野に渡って英語で発信できるように対策勉強をすれば、スキルUPに非常に有効なテストになります。IETLSも発信だけで75分の試験と長く、ライティングがグラフの描写問題を含んでいる点がユニークで、数量分析のレポートを書くのに重要なスキルのテストです。スピーキングは問題量も多く、ショートスピーチテストもあり、トピックも多岐に渡り、いい内容のテストですが、英検、国連英検、iBT TOEFLと比べると、アカデミックな要素というより日常会話的なとっつきやすい内容になっています。ただ、IELTSは点数が辛めで、7割や8割(トップスクールに入る最低必要スコア)はすぐに取れるのですが、9割の点をなかなかくれないので、9割以上を目指すつもりで勉強すれば有効なテストになります。
さて皆さん、このように各資格検定試験は、たまたま運で合格さえすればいいというスタンスをやめて、高得点ゲットを狙って十分な対策勉強をすれば、英語の発信力をUPさせるのに非常に効果的です。それでは皆さん、明日に向かって英悟の道を
Let’s enjoy the process!(陽は必ず昇る)
植田一三(Ichay Ueda [SamuraIchy])
皆さん、英語の勉強はいかがですか。今回は、皆さんにさらなる向上の努力をして頂くために、今では使われなくなってきた「偏差値」を用いてお話ししましょう。偏差値とは、50なら真ん中、60なら、普通レベルの学校にいる人が、クラスで6番、学年で50番以内になるレベルのことで馴染み深いと思います。下の表は、日本人全員が全国模試を受けたことを想定した値なので、実際は大学に進学しない人や成績の悪い人は全国模試を受けないので、一般的な模試の偏差値とは異なり、それよりは10点ぐらいは高くなっています。
これを英語力に当てはめてみると、まず、義務教育を受けている中学生が全員3級を受ければ3割ぐらいパスすると思われるので、「英検3級偏差値55。次のその合格者の半分は、受ければ準2級にパスすると思われるので、偏差値60、さらに2級は、英語を頑張って勉強しても全員の1割にも満たないので、偏差値65.さらに準1級になってくると、高校生・大学生あわせてもぐーんと減ってくるので、偏差値75。次の「英検1級+TOEIC 900点レベル」はその上のランクで大学生・社会人が一生懸命英語の勉強をしても、1000人に1人ぐらいしか達することができないので偏差値80。毎年2000人ぐらいが1級に合格しますが、年齢30年で割ると66人ですが、パスできる人が受けていないことを考えると、年齢ごとに全国100万につき1000人以上いると思われます。そして、さらに次の「英検1級+TOEIC 980点レベル+iBT TOEFL 100点」になってくると、その半分以下に減るので偏差値85。そして、次の資格5冠「英検1級+TOEIC 990点+国連英検特A+工業英検1級+iBT TOEFL 110点」は、各年齢で32人ぐらいで、英語人口1000万人以上に対して1000人ぐらいしかいないと思われるので、偏差値90。その上は、全国に300~500人ぐらいがいわゆる達人と呼ばれる人だと思われるので、偏差値95。最上級の偏差値100は、年齢別に全国で0.2人しかいないので、25年間年齢では5人が歴史に残るレベルといえます。
大学レベルに当てはめて考えると、「英検1級+TOEIC 900点レベル」は、偏差値70ぐらいの早慶上智卒業レベルに対して、「資格3冠」は東大・京大の医学部卒業レベル、「資格5冠」は、その後、英米のトップスクールに留学して博士号を取得したレベルと言えます。そして、分野は異なりますが、作家の村上春樹氏や指揮者の小澤征爾氏は10年に1人の歴史に残る人物です。
皆さん、いかがでしたか。私のポイントは、常に上を目指してさらなる向上の努力して欲しいということです。私は、アクエアリーズで英検1級を30年、また、米国の大学院修了後、米国の大学で1年間教えた後帰国して以来、工業英検1級を12年、国連英検特Aを7年指導していますが、せっかく難関の試験にパスしてスキルがUPしても、その後、テンションが下がると、そのレベルを目指して頑張っている人に抜かれてしまうということです。格闘技をやったことのある人は、いくら柔道・剣道・空手と合わせて10段を取っても、その後やめてしまった場合は、自分は3段の力もないと認識しているものです。私のもとで研鑽を積んでいる上田敏子氏を始めとする多くの求道者は、「いくら高度な資格を優秀賞で取得しても、まだまだ無限に頑張れるのは、私が高いaspirationを持って、歴史に残る人物を目指して精進しているから、そのスピリットが伝わる」で言ってくれることは非常に喜ばしいことです。
私は、30代、40代の時よりもワークロードはどんどんと増え、水木金と計10時間睡眠の後、土曜に朝昼晩とノンストップで10時間教えてから原稿の仕事をし、その後高速バスで東京に行って日曜に朝昼晩ノンストップで10時間教えた後で、また徹夜で原稿の仕事をしてから、月曜日も教えるというハードスケジュールがよくありましたが、ポジティブシンキングで、「No problem.こんなものウォーミングアップぐらいだ。」と言ってきました。そして、ネガティブな気持ちに襲われそうになりかけると、寝る前に激しいスケジュールに感謝し、”I’m very happy, confident, and successful.”と唱えることにしています。今年で58歳になり、歴史に残る人物になるために、後30年は精進すべく、去年からトライアスロンにチャレンジし始めましたが、60歳でアイアンマンの称号をゲットすることによって、タイムでも話題になったamortality(=Grow young)を実現して行きたいと思っています。皆さんも、どの分野であれ、常に上を目指して一緒に頑張り続けましょう。
Let’s enjoy the process!(陽は必ず昇る!) Ichay Ueda(SamuraIchy)
ASCの中国語看板講師,劉志国先生によるセミプライベートレッスンを開講します。この講座は,6月14日(土)実施のHSK2級合格と,中国語会話力UPをめざすクラスで,全くの初心者の方でも大歓迎です!
劉先生は,通訳案内士国家資格(中国語)と日本語能力検定1級もお持ちで,日本の事情にも非常にお詳しいです。よって,将来的に,中国語の通訳案内士資格を取りたいという方のご参加も,大歓迎です。
劉先生は,初心者の教え方のツボを心得てらして,なかなか単語の覚えられない私のような生徒にも,優しく指導してくださいますので,毎週月曜日のレッスンが,とても楽しみです。クラスの合間にお話し下さる,中国の教育事情や日常生活などもとても興味深いですよ。また,会話と文法をバランスよく教えて下さいます。
クラスでの使用テキストは,以下を予定しています:
①『中国語口語速成入門編(上)』
②『中国語検定HSK公認テキスト2級』
③『快速マスター中国語』,『快速マスター中国語問題集』(語研)
④『キクタン中国語(入門編,初級編)』
ぜひ,ご一緒に中国語をエンジョイし,中国通になりませんか?
日程 2014年2月17日(月)から2014年6月9日(月) 全13回
時間 18:30から20:30
場所 アクエアリーズ・シンフォニア心斎橋校(心斎橋駅より徒歩30秒)
受講料 ¥54,600
レッスン日程:
2013年度第3回の英検準1級問題は、単語は平均よりやや易しいレベルでしたが、長文問題の特に最後の問題が科学的内容で難しく、こちらに大幅に時間を取られてしまいリスニング問題の先読みまで手が回らなかった受験者が多くいました。英作文に関しては、ほぼ例年並みのトピックで、過去問で何度も練習していればアイディアに困るようなことはなかったと思います。語彙問題は主に5千語レベルからの出題が中心で、語彙強化をしている人であれば、25問中23点以上のスコアは取れると思われるので、今回もしそれ以下であったなら今後は安定して23問は正解できるよう是非ボキャビルに励んでほしいと思います。読解問題は穴埋めセクションにおいては特に厄介な問題はなく、選択肢も紛らわしい引っ掛けがなかったのですが、内容一致はやや難しかったので合格ラインは18点くらいになるでしょう。レターライティングは、合格を確実にするためには安定して11点は取れるようになって欲しいものです。では個別に問題を見ていくことにしましょう。
語彙問題分析
準1級試験の大きな特徴の1つは、語彙問題のレベルが高いことです。語彙レベルは、英検3級が1000語水準、準2級が2000~2500語水準、2級が3000~4500語水準とすると、準1級が4500~8000語水準、1級が8000~15000語水準となっており、準1級の語彙問題で高得点を取るには、まずはアクエアリーズ出版の「英検1級・準1級基礎レベル語彙(5000-8000語水準)」を用いて徹底的に基礎・応用固めをし、次にベレ出版の「英検準1級英単語大特訓」でさらにハイレベルなボキャビル特訓することをお薦めします。この2冊を網羅すれば、単語セクションのみならず、読解パート、アカデミックなリスニング(パート2)にも十分対応可能です。
今回のテストで正解となった英単語ですが、ベレ出版「英検準1級英単語大特訓」からでは、25問中19問の76%がカバーされました。(※下線部が収録語彙)
1番 tempting-見出し語 temptの派生語として収録。
(見出し語 temptの類語として entice, lure, seduceを掲載)
2番 prestigious-コラムの形容詞と時事英語語彙として2つ収録。
(コロケーションとしてprestigious(school, university, company)「一流」校・大学・会社、時事英語語彙としてprestigious university 名門大学)
3番 skeptical-5000語水準の見出し語として収録。
(類語にdoubtful, suspiciousがある。収録語句としてskeptical view(懐疑的な見解)、skeptical look(疑っているような表情)、skeptical about the idea(その考えに懐疑的である)、meet with skepticism(疑いの目が向けられる))
5番 spontaneous-5000語水準の見出し語として収録。
(類語にvoluntaryがある。見出し語の収録語句としてspontaneous recovery(自然回復[治癒])、spontaneous action(自発的な行動)、act in spontaneity(のびのびと行動する))
6番 hostility-見出し語 antagonism(7000語水準)の類語として収録。
(見出し語 antagonismの他の類語としてantipathyがある)
7番 correlation-6000語水準の見出し語として収録。
(類語にinterconnection, interrelationshipがある。収録語句としてThe research shows a clear correlation between smoking and lung cancer.(その研究は喫煙と肺ガンの明らかな相関関係を示している。)correlation with social status(社会的地位との相関関係))
8番 comply (with)-見出し語として収録。
(類語にabide by, observeがある。収録語句としてcomply with a regulation(規則に従う)、
comply with safety standards(安全基準に準拠している)、comply with a request(要求に応じる)
9番 vulnerable-見出し語 susceptible(6000語水準)の類語として収録。
(見出し語susceptibleの収録語句としてsusceptibility to disease(病気にかかりやすいこと))
12番 integrity-見出し語として収録。
(類語にunity, completenessがある。収録語句としてThe company’s integrity is seriously undermined by the recent revelation of its backdoor dealings.(その会社の誠実性が最近の裏取引の発覚によって著しく損なわれている。)、professional integrity(プロとしての誇り))
14番 provoke-5000語水準の見出し語として収録。
(類語に arouse, stimulate, angerがある。収録語句としてprovoke a backlash(反感を引き起こす)、provoke a confrontation(衝突を引き起こす)、provoke a riot(暴動を引き起こす))
15番 immortality-見出し語immortal(英検2級水準)の単語として収録。
(見出し語 immortalの類語としてeternal, timelessがある。収録語句としてimmortal works of art(不朽の芸術作品)、名 the immortality of the soul(魂の不滅))
17番 tickle-見出し語vanity(6000語)の例文の中に収録。
(語句のtickle her vanity(彼女の虚栄心をくすぐる)に使用)
18番 stagger(動詞)-見出し語 staggering(形容詞)の派生語として収録。
(見出し語staggeringの類語として astonishing, overwhelmingがある。収録語句としてThe club membership exploded by a staggering 800% in one year(. 1年でクラブの会員数が800%という驚異的な数字で急増した。)、staggering results[success](驚異的な結果[成功]))
19番 vacant-コラムの派生語として収録。
(収録語句としてvacate the building(ビルを立ち退く)、vacant lot(空き地)、job vacancy(求人)、vacation with pay(有給休暇))
20番 detour-時事英語語彙として収録。
(収録語句としてdetour sign迂回表示(take a detourで「迂回する」)がある)
21番 oppressive-7000語水準の見出し語として収録。
(類語にtyrannical, dictatorialがある。収録語句としてThe freedom of speech has been severely restricted by the oppressive government.(強圧的な政府の下では、言論の自由は厳しく制限されている。)oppressive regime[government](強圧的な政権[政府]))
22番 settle down-句動詞の見出し語として収録。
(意味は「落ち着く (= calm [quiet] down)」、「定住する」、「取り組む」など。
例文 The political situation settled down after years of bitter civil strife. (数年間の激しい内戦の後で、政情が落ち着いた)
24番 jump at-句動詞の見出し語として収録。
(意味は「チャンスに)飛びつく (= snap [catch, leap] at, seize on)」など。 例文 The student jumped at the chance to study abroad on a scholarship. (学生は奨学金で海外留学できるチャンスに飛びついた)
25番 go along with-コラムの必須句動詞30マスターに収録。
go along with the crowd 多数派の意見に従う
など非常に多くが出題され、かつ正答となりました。特に、英検準1級の語彙問題の選択肢はコロケーション(語と語の自然な組み合わせ)を利用すれば簡単に解くことができますので、それを交えながら解説していきましょう。
1番は、a peace of cakeと、文脈のwatch my weight(体重に気を使う)により正解tempting(そそる、誘惑的な)が解ける「3秒問題」。(7千語水準)
2番は、prestigious position(尊敬される職)のコロケーションで正解できる「3秒問題」。(7千語水準)
3番は、文脈「経済が回復したかはまだ疑い深い」ことからskepticalが正解できる「7秒問題」。(5千語水準)
4番は、class president(学級委員長)のコロケーションでnominated(指名された)が正解できる「3秒問題」。(4千語水準)
5番は、文脈の「ジョニーの冗談に笑わない」、と「いつも繰り返し練習しているように聞こえる」をヒントに 「spontaneous(自然に出てくる)なものを好む」が正解できる「7秒問題」。(5千語水準)
6番は、文脈「内線を終わらせようとしているとしているのに」をヒントに hostilities(敵意、敵対行為)が解ける「5秒問題」。(4千語水準)
7番は、文脈の「10代の若者の調査で、定期的な運動と高校生活の成功」がヒントでcorrelation(相関関係)が解ける「10秒問題」。(6千語水準)
8番は、comply with your request(リクエストに応じる)のコロケーションで解ける「3秒問題」。(6千語水準)
9番はvulnerable to cold(風邪に弱い、引きやすい)のコロケーションで解ける「3秒問題」。(6千語水準)
10番は、文脈の「大使館へのビザ申請の提出」をヒントにwritten confirmation(確認書類)のコロケーションで解ける「5秒問題」。(5千語水準)
11番は、文脈の「彼は時間通りに仕事を済ませる」などをヒントに diligent(一生懸命な、熱心な)解ける5秒問題。(3千語水準)
12番はやや難しく、文脈の「出張費で嘘をついていないか聞かれてショックを受けた」をヒントにintegrity(誠実、正直))が解ける「10秒問題」。(5千語水準)
13番は、文脈「10月の終わりなのにまだとても暑い」がヒントでoverdue(期日を過ぎた)が解ける7秒問題。(5千語水準)
14番は、文脈の「生徒が強い意見を持つ問題を取り入れた」をヒントに provoke discussion(議論を招く)が解ける「5秒問題」。(5千語水準)
15番は、文脈「科学者たちは、人間が永遠に生き続けるという考えを退ける」をヒントにimmortality(不滅)が解ける「7秒問題」。(5千語水準)
16番は、文脈「ビルは結婚式に来るのに興味がない」、「前の恋人だった」をヒントにしてreluctance(気がすすまない)が解ける「5秒問題」。(3千語水準)
17番は、コロケーションtickle one’s feel(足をくすぐる)で解ける「3秒問題」。しかし会話に慣れていないと難しい表現ではある。(5千語水準)
18番は、文脈の「マラソンランナーは倒れる前になんとかゴールした」をヒントにstagger(よろめく、ぐらつく)が正解できる「7秒問題」。(5千語水準)
19番は、vacant houses and apartments(空いている家やマンション)のコロケーションで正解できる「3秒問題」。(3千語水準)
20番は、take a detour(迂回する、回り道をする)のコロケーションで解ける「5秒問題」。(5千語水準)
21番はやや難しく、oppressive heat(蒸し暑い、うだるような暑さ)のコロケーションで解ける「10秒問題」。oppressiveはこの他、oppressive government(抑圧的な政府)の意味でも重要。(7千語水準)
22番は、文脈の「宝くじに当選し、夫に電話する前に」をヒントにsettle down(気持ちを落ちつかせる)が正解できる「5秒問題」。
23番は、issueのコロケーションでshove aside(脇に置く)が正解できる「5秒問題」。
24番は、 文脈「前からアジアで住みたかった」をヒントに、jump at the chance(チャンスに飛びつく)が正解できる「3秒問題」。
25番は、go along with the plan(支持する)のコロケーションで正解できる「5秒問題」。
2013年度第3回英検準1級語彙
1. undermine someone’s reputation((人)の評判を傷つける)
disgusting smell(胸がむかつくなるような匂い)
threatening look(脅迫的な眼差し)
tempting offer(魅力的なオファー(申し出))
コロケーションで覚える!
1番 undermine one’s (efforts, confidence, health, credibility)(損なう)
「努力・信頼・健康」と結びつく
2. infinite number of stars(無数の星)
prestigious school(名門校)
native language(母国語)
slender body(ほっそりした体)
コロケーションで覚える!
2番 prestigious (award, prize, university, company, hotel)(名声のある・一流の)
「賞・組織」と結びつく
3. unsound companies(経営の不健全な会社)
(be) skeptical about someone’s claim that
((人)の主張に疑問を抱く)
inept management(能力に欠ける経営)
prescriptive principle(規範的な方針)
コロケーションで覚える!
2番 skeptical (view, attitude) (懐疑的な)
「見方・態度」と結びつく
3番 inept (management, handling, government, bureaucrats)
(不適切な・能力に欠ける)「管理・組織」と主に結びつく
4. (be) amused by someone’s joke((人)のジョークを聞いて面白がる)
imitate someone’s voice((人)の声をまねる)
nominate someone as a successor((人)を後任として指名する)
scatter protest leaflets(抗議のビラをまく)
5. miserable experience(惨めな経験)
spontaneous applause(自然に出る拍手)
fictitious company(架空の会社)
solemn speech(荘厳なスピーチ)
コロケーションで覚える!
2番 spontaneous (reaction, combustion)(自然な)
「反応・発火」と結びつく
6. social adaptation(社会適応)
show hostility to someone((人)に敵意を示す)
play cards as a pastime(気晴らしにトランプをする)
come into an inheritance(遺産を継ぐ)
7. renovation cost(修理費用)
correlation between age and intelligence(年齢と知性の相関関係)
elevation of the tower(塔の高さ)
anti-war demonstration(反戦デモ)
コロケーションで覚える!
1番 renovate (building)(改装する)「建築物」と結びつく
8. comply with the company regulations(会社の規則に従う)
interfere in someone’s life((人)の生活に干渉する)
associate dark clouds with depression(暗雲からスランプを連想する)
correspond with someone((人)に連絡する)
9. feasible plan(実行可能な計画)
(be) vulnerable to diseases(病気にかかりやすい)
identical twins(瓜二つの双子)
unstable condition(不安定な状態)
コロケーションで覚える!
1番 feasible (plan, project, approach, excuse)(実行可能な)
「計画・やリ方」と主に結びつく
2番 vulnerable to (attack, damage)(受けやすい)
「攻撃・損傷」と結びつく
10. admiration for someone’s achievements((人))の業績に対する称賛)
recreation amenities(レクリエーション施設)
confirmation proceeding(承認手続き)
transformation of business(ビジネスの転換)
11. tragic accident(痛ましい事故)
be liable for debt(借金の返済義務を負う)
diligent workers(勤勉な労働者)
spiritual consciousness(精神的意識)
12. suspicion of theft(窃盗容疑)
man of high integrity(極めて誠実な人)
invasion of human rights(人権の侵害)
sense of reassurance(安心感)
13. outdated technology(時代遅れのテクノロジー)
underrated performance(過小評価されたパフォーマンス)
overdue payment(延滞している支払い)
interchangeable parts(交換可能な部品)
コロケーションで覚える!
3番 overdue (payment, bills, interest, wages)(延滞の・未払いの)
「支払い」と主に結びつく
14. The world economy collapsed.(世界経済が破綻した)
impede someone’s growth((人)の成長を妨げる)
foresee the future(未来を予想する)
provoke someone’s anger((人)を怒らせる)
コロケーションで覚える!
2番 impede (economic growth, development, recovery)(妨げる)
「成長・発展」と主に結びつく
15. immortality of the soul(霊魂の不滅)
diplomatic isolation(外交的孤立)
birth abnormality(奇形)
rebellion against the government
読解問題分析
まずは穴埋め問題ですが、今回も前回に引き続き、全体の流れが掴めれば選択肢に悩ませられることなく、スムーズに解答できる問題がほとんどでした。
26番は第1パラグラフ全体の文脈で判断しなくてはなりませんが、決め手となる2行目”, but only a small percentage are grown for direct human consumption.” 「人間が直接(大豆を)消費する比率は低い」、及び5行目” that soy-based foods began to enter American consumers’ consciousness.”「大豆食品というものがアメリカ人の意識に入り始めた」をヒントに正解できるでしょう。
27番は空欄の前後の文章の関連性がヒントになります。空欄から一つ前の文章「大豆は他の豆類に比べて単独で完全なタンパク質源となる」、とそのすぐ後ろの文章「大豆の消費と、脳機能の改善やガンの発生率の減少との関連性の発見」は選択肢2Furthermore(さらに情報を追加する場合に使われる)でうまく結ばれることがわかるでしょう。
28番は、ヒントは3〜6行目からの文章で、”Soybeans are gar more labor-intensive than other crops … Thus, as huge soybean farming operations have taken over more and more …”「大豆は他の作物と比べ労働力が少なくて済む。大豆経営が進むにつれ、失業者が増えてしまう」ことから、空欄はネガティブなことが入るのが分かります。選択肢は正解4(caused difficulty for )以外はポジティブなものなので、解答し易かったのではないでしょうか。
29番は第1パラグラフの文脈から、最も自然な選択肢を選ばなくてはなりません。空欄の次の文章 ”Spiders tend to attack and eat other spiders …, so raising enough of them to yield a significant output …” 「クモは近づくと互いを攻撃して食べてしまうため、大量生産するにはかなりのスペースが必要になる」、がヒントで選択肢1(on a commercial scale)が最も適切な解答となります。
30番はややトリッキーで難しかったです。決め手は第2パラグラフ4行目 “had the novel idea of producing it …”の novelです。novelは形容詞で使われると “new and interesting”(新しくユニークな)の意味になり、正解の選択肢3 unconventional(型にはまらない、自由な)をさらに説明する形となっています。紛らわしいのは選択肢1(imitate natural process)ですが、研究者たちが行うことはgenetic modification(遺伝子組み換え)なので意味が通りません。
31番はやや難しく、第3パラグラフの全体的な文脈「クモの遺伝子が、ヤギ以外の生体にも組み込まれてしまうかもしれない、との批判が生じている」ことから選択肢4 (could spread beyond)「ヤギ以外にも全体的に広がる」が正解です。
次に、内容一致問題ですが、今回は最初の大問2題は選択肢を選びやすく平均的なレベルでしたが、最後の1題が難しかったようです。質問の32番から41番までをそれぞれ分析すると、32番(因果関係)、33番(コメント)、34番(サマリー)、35番(特長)、36番(因果関係)、37番(因果関係)、38番(特長)、39番(因果関係)、40番(サマリー)、41番(コメント)を聞かれており、まとめると因果関係が30%、特長が20%、サマリー20%、コメント20%となります。
32番は「点字を学ぶ子供たちが少ない理由」を答える問題ですが、ヒントは第2パラグラフの後半” where Braille textbooks are beyond reach of shrinking budgets.「点字のテキストのコストが高く手に届かない」、”The majority of American schools rely on lower-cost methods for learning, such as computer software that can convert text to speech.” 「学校の多くはソフトウェアなどの低予算方式に頼っている」を言い換えた選択肢1番が正解でした。
33番は第3パラグラフのサマリーを答える問題で、1行目 “Braille has lost its relevance.”「点字はもうその妥当性(関連性)を失ってしまった」、3行目 “she relies on her computer’s text to speech capability, as well as the help of …「コンピュータを使って文字を音声認識できる」などが正解のヒントとなるでしょう。
34番は、正解の決め手となるのは第4パラグラフの最後の2行です。5行目の “the writing was disordered, and the ideas were seemingly expressed at random.” が選択肢3番の “the ability to organize ideas is less developed” に言い換えられています。本文の中の prose(散文)の意味を知らなかった方がほとんどでしたが、文脈より何か書くものだと見当を付けることは難しくないように思います。
35番は本文第1パラグラフ4行目最後からの “, and the fungus establishes itself in their young leaves …”と、6行目の “, it prevents the affected trees from absorbing water.” の部分が選択肢2番の “It gets inside the wood of ash trees,” “it blocks moisture from spreading …” に言い換えされており、これが正解となります。
36番はやや難しかったようですが、ヒントは第2パラグラフ後半からの文脈で、「イギリス政府は輸入を制限したものの、後でその病気が国内から発見された。菌を運ぶ胞子は風や人間を含む動物により運ばれてしまうと結論づけた。」ことから、この部分を言い換えた選択肢4番が正解です。
37番は第3パラグラフ5行目 “Moreover, scientists warn that 60% of Britain’s rarest insect species rely heavily on ash trees. Ironically, there creatures depend mostly on dead or dying branches for food and habitat,” を読み取れれば、選択肢1番の “is especially important for the survival of certain insect species”に言い換えされており正解できます。他の選択肢も紛らわしいものがなかったようでした
38番はやや難しく、ひっかけは選択肢3番です。本文では液体窒素そのものがsuperconductors(超伝導)として使用される、という記述はありません。決め手となる部分は、第1パラグラフ4行目の “could be achieved in relatively easy-to-create conditions.” や7行目 “While still extremely cold, this temperature could be achieved using comparatively cheap and widely available liquid nitrogen.” で、選択肢2番に言い換えられています。
39番はトリッキーな問題でした。本文第2パラグラフ3行目に “the new superconductive material were delicate and broke easily,” 「弱くて壊れやすい」とあるので、ついうっかりと選択肢1番 “did not bend easily,” 「容易に曲がらない」を間違っていると思ってしまった受験者が多くいました。第2パラグラフ3行目 “, making them unsuitable as a replacement for copper and aluminum wires in curving power lines.” 「電力線を曲げるのに銅やアルミニウムの代わりにはならない」の記述が大きなヒントです。つまり、超伝導はもろい(壊れやすい)ので、簡単にうまく曲がってくれない、ので選択肢1番が正解となります。
40番は解き易かったでしょう。第3パラグラフ3行目 “In the long term it offers major savings, but in short term, it requires substantial investment in new infrastructure,” 「短期的にはインフラ整備にかなりの投資が必要となる」を言い換えているのは選択肢3番です。
41番は、第4パラグラフのサマリーで解答する問題ですが、正解の大きなヒントとなる本文のkeep 〜from… の表現を把握できなかった受験者が多くいました。第4パラグラフ4行目 “that currently keep such efforts from being practical” 「現在、都市部への電気供給の実用化を妨げている」を言い換えているのは選択肢3番でこれが正解となります。
レターライティング問題分析&攻略法
準1級のレターライティング問題満点ゲットの極意は次の6点です。
1. レターライティングのひな型を覚える。
2. 文法・語法ミスをしないように文法力・運用語彙力をUPさせる。
3. 質問に的確(ピンポイント)に答え、それ以外の事は書かない。
4. 論理的思考力を養う。
5. 社会問題に興味を持ち言語を問わず意見を言えるようにする。
6. 15分以内に書き上げて必ずミスがないかをチェックする。
今回の問題は前回と同様、日頃から社会問題に関心を持ち、新聞や各メディアを通して自分の意見をまとめておく練習を積み重ねていれば、それほどアイディアに困るようなことはなかったでしょう。
1つ目の質問「社員が家で仕事をすること」に対しては、賛成ならば “People don’t need to endure long-commuting time.”「長い通勤時間に耐えなくてもいい、“It can increase more time for people to relax at home.”「くつろげる時間が増える」など。反対ならば “ Telecommuting can undermine productivity.” (生産性が悪くなる)、“Workers lack interaction with their colleagues.”(社員同士の交流がなくなる)などが挙げられます。
2つ目の質問「電気自動車の人気が出てくるか」についてですが、こちらは模範解答にあるように “They are better for the environment than regular cars.” 「環境により優しい」や、他には “They are more eco-friendly than gasoline cars.”「従来のガソリン者よりエコフレンドリーだ」などが適切な答えでしょう。
3つ目の質問について、日本人が海外旅行する理由」としては
“Traveling overseas is much cheaper than domestic travel.”「国内旅行より海外旅行の方が安い」 “They are more interested in other cultures.”「他の文化にもっと興味がある」、 “They want to experience different cultures and broaden their horizons”「外国の文化を経験して視野を広げたい」などが挙げられます。
ライティングセクションは、過去問などのトレーニングによって社会問題に関する「自分の意見」をストックしておく必要があります。すぐには伸びないセクションですので、日頃から英字新聞などを活用し簡単にでも自分の考えをまとめておきましょう。安定して11点は取れるように、是非頑張ってほしいものです。さらに、英作文でのアイディアのストックは、次の2次面接試験でも大変重要です。合格を見据えて早い段階から準備しておきましょう。
2014年1月英検問題分析と攻略法
今回の英検1級問題は、語彙セクションが通常よりやや難しく、読解はやや簡単で、ライティングは取り組みやすく、リスニングが通常どおりのレベルであったので、合格点は通常どおりの78点前後であるかと思われます。そこで英検1級合格するには、スコア面での作戦が必要です。
語彙問題では、合格ラインとしての条件に5割正解の13点、6割正解の15点、7割正解の18点、8割正解の20点、9割正解の23点の5つのケースが考えられます。読解問題では、空所補充3問正解の3点+内容一致約6問正解、6割正解の15-16点を1番底として、空所補充4点+内容一致7問正解、7割の18点、8割の21点、空所補充5問正解+内容一致9問正解、9割の23点の4つのケース。ライティングでは1番下が16点から、18点、20点、22点、24点、26点の6つのケース、リスニングでは1番下の17点から20点、24点、27点、31点の5つのケースが考えられます。合格点を78点とすると、次のように語彙かリスニングが非常に強いと、それ以外今一でもパスできることがわかります。
独学者に多いバランス型:語彙が弱くて6割の15点、読解はまあまあ強くて8割の20点、エッセイは今一の
6.5割で18点、リスニングは25点で合格(しかし、不安定なので、このタイプは語
彙をあと3点上げておくのがベター)
ボキャビルが得意型:語彙が強くて9割の23点、読解は普通の7割の18点、エッセイは少し悪めの19点、リスニングは超苦手の18点で合格(しかし、不安定なので、このタイプは、難問特訓(40~50問)によって比較的速く伸びる(4点UP)リアルライフを強化すべし。アクエアリーズでは4月よりオリジナル問題で特訓開始)
リスニング得意帰国型:語彙が異常に弱く超苦手の9点、読解は普通の7割の18点、エッセイは普通の20点、
リスニングは超得意の31点で合格(しかし、不安定なので、このタイプが必ず合格す
るには、ピクチャーとコロケーションと類語例文など、様々なアクエアリーズのボキャ
ビル法で語彙を強化すべし)
なお優秀賞を目指す人は、語彙で23点以上、読解で24点以上、ライティングで24点以上、リスニングで29点以上を取って、総合得点で100点以上ゲットしましょう。英検1級突破専門校、アクエアリーズでは今まで何十名もの人が優秀賞をゲットしていますが、英検のスコアにおけるホップ、ステップ、ジャンプは60点→80点→100点です。自分の英語力を伸ばしたい人は、合否にこだわらずに、余力を持って「優秀賞」を目指しましょう。
語彙問題分析と攻略法
英検1級に出題される単語は3つのレベルに分けることができ、今回出題された語彙を、当アクエアリーズ出版の「英検1級対策ボキャビルテキスト」と、過去問題25年に基づく「英検1級・準1級頻度別語彙リスト&時事英語」で調べると、18問の86%のカバー率でしたが、カバーできなかった3語の1つは英検2級語彙です。語彙問題のレベルを語彙水準別に見てみると次のようになります。また、1万語水準以下と以上に二分すると、
その比率は、2対1となり、1級語彙問題の平均レベル9千語水準よりやや難しめであることがわかります。
レベル1 5000~8000語水準(基礎語彙) 主に準1級レベル・・・4個出題(28%)
allegedly(初・準1級語彙Top200), gregarious(2回・準1級語彙Top800), typify(2回・準1級語彙Top400)
contrived(4回・準1級語彙Top700), crackdown(初・時事英語), admonish(7回・準1級語彙Top700),
stagnate(初・準1級語彙Top800),
レベル2 8000~12000語水準(必須語彙) 主に1級レベル・・・4個出題(36%)
mundane(4回・1級語彙Top200), connoisseur(初・時事英語), unrelenting(3回・1級語彙Top200),
protocol(初・準1級語彙Top1000), appraise(初・時事英語), placate(6回・1級語彙Top100), enmity(2回・
1級語彙Top800), cinch(3回・1級口語) , fruition(2回・1級時事英語表現)
レベル3 12000語以上(完成語彙) 米国の大学院入試(GRE)レベル・・・5個出題(16%)
gall(2回・1級語彙), nudge(3回・1級語彙Top900), bane(初・時事英語) , cavalier(初・タイム語彙)
※1 英単語の後にある( 回)の表示は、過去25年間の英検準1級語彙問題に選択肢として出題された回数。
※2 1級語彙Top・準1級語彙Topの表示は当アクエアリーズ校の準1級・1級で覚えるべき1000の単語
を若い順番のTop100から最後のTop1000まで、100語ずつ10段階に分けた単語のレベル。
・admonish(7回・準1級語彙Top700) admonishは過去に問題の選択肢として7回も出題された高頻出の単語。
例 admonish a student for being late for class(遅刻した生徒を叱る)
・bane(初・ナシ) bane は「悩みの種、破滅のもと[命取り]」という意味の、タイムなどの洋雑誌によく用いられるような文学語彙。 例 Gambling is the bane of his life.(賭博が彼の破滅のもととなった)
・typify(2回・準1級語彙Top400) typifyはtypicalと同様にtypeの派生語である。
例 inventions that typify the 20 century(20世紀を代表する発明品)
・enmity(2回・1級語彙Top800) enmityは、enemy(敵)の意味に相当するラテン語に由来する単語で、
「憎悪・憎しみ」の意味で類推できる。例 harbor enmity against ~(~に敵意を抱く)
・cinch(3回・1級補足語彙) cinchは「朝飯前・たやすいこと」という意味の口語表現で、クラスの語彙テストや口語の解説でカバー。
・idly(初・英検2級語彙) idlyはidleの派生語で「怠けた、仕事をしていない」という意味の英検2級語彙。 文脈読み取り問題 例 idle fellow(怠け者)
・cavalier(初・ナシ) cavalierはchivalry(騎士道)の同類語で、名詞では「騎士」、問題の形容詞の意味では「横柄な・傲慢な」という意味。例 take a cavalier attitude to the problem(問題に対して傲慢な態度を取る)。他の語彙がそれほど難しくなく、クラスでもカバー。
・fruition(2回・1級補足語彙) fruitionはcome to fruition(実現する), bring ~ to fruition(~を実現する)という熟語の形で用いられることが多い。時事英語表現で、fruit(成果)で類推できる。
また、句動詞では、アクエアリーズ出版の「句動詞1000」のテキストにおける解答のカバー率は4問中4問の100%でした。さらに、「1級句動詞頻度別リストTop 200」では、boil down to, root out, tamper withの3つをカバーしています。
語彙問題は、NC(no-context型でコロケーションだけで解ける問題)、SC(semi-context型でコロケーションと空所の数語の文脈で解ける問題)、FC(full-context型でほとんど全文を読まないと解けない問題)の3つに分かれますが、英検1級の語彙問題の場合、意味・用法・コロケーションの限られたハイレベルな語彙が多いので、運用語彙の豊富な人なら、ほとんど文脈なしでコロケーションで解けるNC、SCタイプの問題の割合が高くなります。
特に、英検1級の語彙問題の選択肢はコロケーション(語と語の自然な組み合わせ)を利用すれば簡単に解くことができますので、それを交えながら解説していきましょう。
1番は、chores(日常の仕事)より、mundane(平凡な)とのコロケーションで解ける「3秒問題」。
「平凡な・ありふれた」の類語グループを覚えるために作った、「驚異の音読例文(太字は類語)」を何度も音読してマスターしましょう。
The mediocre party offered insipid food and a lackluster performance with stale jokes containing trite and hackneyed phrases about the mundane realities of life.
(その平凡でありきたりのパーティーはまずい食事を出し、人生のごくありふれた現実に関しての、使い古されて陳腐な言い回しを含む冴えないジョークを用いた冴えないパフォーマンスを行った。)
2番は、The host of a popular TV program was arrested last night(有名なテレビ番組の司会者が昨夜逮捕された)の1文目の流れから、allegedly(伝えられることによると= reportedly)[準1級語彙]、punched a tax driver((その有名人は)タクシー運転手を殴った)と文脈でも解けるが、コロケーションでも3秒で解くことができる。 allegedlyはニュース・新聞で常用される超常識の時事英語語彙である。
3番は、the sales director for failing to train his staff properly(スタッフを適切に訓練していないことで営業部長を)から、admonish(叱る = warn and advice)[7000語レベルの準1級語彙]という単語が当てはまる。admonish someone for ~( (人)を~で叱る)]という常用されるフレーズの型からでも解答を選ぶことが可能な「5秒問題」。
「非難する・叱る」の類語グループを覚えるために作った、「驚異の音読例文(太字は類語)」を何度も音読してマスターしましょう。
The supervisor disparaged the worker’s drinking habit and admonished him to mend his way instead
of rebuking him for his poor sales performance and reprimanding him for his low productivity.
(上司は、その労働者の販売実績の不振をとがめて生産性の低さを叱責するのではなく、彼の酒癖を非難して行いを改めるように勧告した。)
4番は、had no trouble making new friends(友達作りに苦労しない)から、Paulがgregarious(社交的な)[7000語レベルの準1級語彙]だとわかる、文脈で解く問題。
5番は、it(=his house) has nearly doubled in value(彼の家の価値がほぼ倍になった)などから、had his house appraised(彼の家を査定させた = evaluate)[時事英語語彙]と文脈で解けるが、語彙が豊富ならhouseのコロケーションで3秒で解ける。
6番は、crowded rush hours trainsから、the bane of Tim’s life(ティムの悩みの種 = big trouble, social ills)[時事英語語彙、TIME語彙]だとわかるので文脈で解けるが、他の選択肢も即座にその意味・コロケーションが言えるほど語彙が豊富なら、lifeとのコロケーションで3秒で解ける。他の単語も難しくrompは「跳ね回る」、pigmentは「絵の具」、apertureは「(カメラの)開口部、(レンズの)口径」。
7番は、the complicated case of fraud(複雑な詐欺事件)の主語とthe new computer-related crimes ~(新しいコンピュータ関連の犯罪)の目的語をつなぐために、typify(~の典型[代表例]となる)[準1級語彙]を選ぶ必要のある、文脈で解ける問題であるが、語彙が豊富ならコロケーションで3秒で解ける。
8番は、Critics were unimpressed with the new movie.(批評家は新しい映画に感銘しなかった)から、call the
character hollow and the plot contrived(登場人物に中身がなく、プロットが不自然だとみなす = artificial, unnatural, far-fetched, cooked-up)とわかる、ネガティブな文脈で解く問題。
9番は、asked me to loan him another $100, even though he owes me $200.(彼に200ドル貸しているのに、(彼が)もう100ドル借りたいと頼んだこと)から、have a lot of gall((彼は)厚かましい= nerve, boldness, effrontery)[完成レベル]とわかる、文脈で解く問題。
10番は、decided to look for a different job that would be more stimulating(もっと刺激になるような、違う職を探すことに決めた)などから、his lifeはwas stagnating(停滞していた = enactive, sluggish)[7000語レベルの準1級語彙]とわかり、文脈で解けるが、他の選択肢の意味・コロケーションが言えるほど語彙が豊富であれば、lifeとのコロケーションで迷わず3秒で解ける。
11番は、was asked to be a judge (審査員を頼まれた)から、Janiceがa connoisseur of modern art(現代美術の鑑定家)[時事英語語彙]とわかり、文脈で解けるが、他の選択肢の意味・コロケーションが言えるほど語彙が豊富であれば、artとのコロケーションで迷わず3秒で解ける。wine connoisseur(ワインの目利き)は、 a discriminating taste of wine(ワインの舌が肥えている[ワインの違いがわかる]を持つで覚えよう。
12番は、Even after the war between the neighboring countries came to an end,(隣国同士の戦争が終結した後でさえも)から、多数の年月がかかったのは、to overcome their enmity(憎しみを乗り越えること)とto normalize relation(関係を正常化すること)である。文脈で解けるが、他の選択肢の意味・コロケーションが言えるほど語彙が豊富であれば、overcomeとのコロケーションで迷わず3秒で解ける。
13番は、The noise from the airplanes(飛行機の音)から、unrelenting noise(容赦のないうるさい[和らぐことのない]音)[10000語レベルの必須語彙]だとわかる、コロケーションで解ける「3秒問題」。
「容赦しない・非情な」の類語グループを覚えるために作った、「驚異の音読例文(太字は類語)」を何度も音読してマスターしましょう。
In the relentless persecution of dissidents, the ruthless dictator committed atrocious acts of brutality with
a callous, inhumane disregard for human life.(反体制派への情け容赦のない迫害において、その無情な独裁者は、冷淡で非人道的な人命軽視と伴い凶悪な残虐行為を行った。)
14番は、the employee went into the president’s office without an appointment(従業員がアポなしに社長室に入った)などから、ignoring company protocol(会社の規約を無視して)とわかる、文脈で解ける問題。
15番は、((サッカーの試合で)We won 5 to 0.(5対0で勝った)ということから、cinch((試合は)朝飯前[たやすい] = a piece of cake, a breeze)とわかる、文脈で解ける問題。
16番は、on crimeからcity government’s crackdown(市政の取り締まり)[準1級語彙]とわかる、コロケーションで解ける「3秒問題」。
17番は、while people in other countries are starving.(他国の人々が飢えているのに)から、developed nations
は、should not stand idly by(何もせずに傍観すべきでない)[2級語彙]とわかる、文脈で解く問題だが、文脈がなくても常用フレーズのstand by(傍観する)の意味を取れれば「3秒問題」。
18番は、hasn’t submit its budget report yet.(予算案報告書を提出していない)やWe can’t afford to wait much longer.などから、give them a nudge(肘でつつくことで督促する)[15000語レベルの完成語彙]とわかる、文脈で解ける問題。
19番は、 I can’t believe Dave has taken the afternoon off when he’s got an important deadline tomorrow.(デ
ーブが明日重要な締め切りがあるのに午後から休暇を取っているなんて信じられない)から、have a cavalier attitude toward his job.((彼は)自分の仕事に対して傲慢な態度を取る)[超完成語彙、TIME語彙]とわかる、文脈で解ける問題。
20番は、his boyhood dream of flying airplanes(飛行機に乗る少年時代の夢)から、has come to fruition(実現した = bear bruits, pay off)[時事英語語彙]とわかり、文脈で解けるが、語彙豊富であればcome to~のコロケーションで3秒で解ける。
21番は、residents protested against the proposed amusement park.(住民は提案されたアミューズメントパークに反対した)とby claiming developers would provide jobs for local people.(開発者は地元の人に仕事を提供すると主張することによって)から、tried to placate residents((開発者)は住人をなだめようとする)とわかる、文脈で解ける問題。
22番は、Aの”The service agreement for our new computer is so difficult to understand, ”(新しいコンピュータのサービス契約書の理解が非常に難しい)というセリフを受けて、Bがその簡単な説明をしていることから、”what it boils down to is ~”(とどのつまり[詰まるところは]~)とわかる、文脈で解く問題。
23番は、corruption(汚職) から wipe out(撲滅する = root out, snuff out)とコロケーションで解ける「3秒問題」。
24番は、Jay though he would fail his Spanish test.(ジェイはスペイン語のテストに落ちたと思っていた)と
If he had gotten one point less, he would have failed.(もし1点少なかったら、落ちていただろう)などから、squeaked by((彼は試験に)辛うじて通った = get by, scrape by)とわかる、文脈で解ける問題だが、句動詞の知識が豊富であれば、1,3は目的語を取り、3はheには合わないとわかるので3秒で解ける。
25番は、the locks(錠前)から、tampered with(いじっていた = fiddle with, tinker with)とコロケーションで解ける「3秒問題」。
さて皆さんいかがでしたか。語彙レベルが12-13点ぐらいの人が、20点レベルになるには、半年間、要領よ
くインテンシブにボキャビルするか、3年間以上かけてこつこつ伸び伸びと語彙力をUPしていくかでしょうが、
前者は試験合格後にすぐ忘れてしまいそうなので、真に実力を身につけたいのであれば、その中間がいいでしょ
う。それでは皆さん、明日に向かってボキャビルの道を
Let’s enjoy the process!(陽は必ず昇る!)
読解問題分析と攻略法
皆さんお元気ですか、Ichay Uedaです。今回の読解問題は、どのパッセージも読みやすく、特に内容一致問題はいつもより取り組みやすかったのではないかと思います。準1級の読解問題が非常に「軽い」とすると、1級は「やや厄介」な問題が何問か含まれています。今回の穴埋め問題では28番と29番がやや難で、31番が非常にtrickyな選択肢で、読解の苦手な人で3点、まあまあできる人なら5点は取れるでしょう。内容一致問題は、37番と40番を間違えた人が多いようですが、何とか2問間違いまでに食い止めて、総合得点で19点はゲットしてほしいものです。そして、語彙と読解で40点取れれば、ほぼ合格したも同然でしょう。それでは問題を見て行きましょう。
Religion and Education
(26) (易しいレベル)で、一瞬で解ける問題。
as a country gets richer, the number of people who define themselves as “religious” becomes smaller.(国が裕福になると,自らを宗教的とみなす人々の数が少なくなる)という一般的な宗教的態度に関して、 thoughの逆説を伴ったone country(一つの国、後文でアメリカを指すとわかるが)が、これに当てはまらないと容易に推測できることから、1番が正解。単純に考えれば答えは選びやすいが、次文のイギリスと日本などの・・・といった細部を細かく読むと森に迷う問題である。
(27) (易しいレベル)で、パラグラフを速読すれば一瞬で解ける問題。
科学専攻の学生の宗教態度が、以前より宗教の重要性をあまり感じなくなったネガティブな態度と教会礼拝により通うようになったポジティブな態度の両方を持つようになったことから3番が正解。
(28) (やや難レベル)で、1と2の選択に迷った人がいるかもしれないが、1のrequire~はどこにも書かれていないので2を選んで欲しいところ。
students in the humanities and social sciences(文系と理系の生徒)がdifferent academic majors(異なる大学専攻)言い換えである。そして解答部分となるmany fields within the humanities and social sciences, such as literary criticism and anthropology, have been heavily influenced by postmodernism(文芸批評や人類学といったような(今日の)多くの文系や理系の分野は、(絶対的な道徳真理の考えを懐疑することで特徴づけられる)ポストモダニズムによって深く影響されていることから、これを2番のapproach learning from different perspectives(学問を異なる観点からアプローチする)の言い換えとして見破らなければならないやや難問である。
A Voice from the Past
(29)(やや難)で、4番を選んだ人が多いようだが、速読すれば4は書かれていないことに気づくであろう。
2008年の学会で再生されることになった、1860年のフランス人のScott氏が歌った10秒間の民謡の”Au Clair de la Lune”の歌声は、録音し再生できる機械が発明されるまでまる17年前に作られたものだったが,ironically(意外なことに、予想外なことに)、1番のplayed back at all(完全に再生される)か4番のuseful for future generation(将来の世代に役立つ)で迷う問題だが、4番の内容は本文に書かれていないことから1番が正解。
(30) 語彙力があり、disdainとmisnomerがわかれば瞬時に溶ける、(普通レベル)の問題
蓄音機の前原型となる“phonautograms”と名付けた装置を発明したScott氏は、多くの科学者に研究できるように販売したものの、この原理を生かしてエジソンが発明した”phonograph(蓄音機)”をdisdain(軽蔑する)し、さらにエジソンの”phonograph(蓄音機)”という名前をmisnomer(間違った呼び名)と批判したことから、エジソンの発明は音の再生法のmisguide goal(見誤った目標)であるとする、2番が正解。
(31) (難レベル)で、4を選んで人が非常に多いtrickyな問題
3番と4番で迷うが、4番が誤答を誘うdistracterであるのは、本文を読んでいくと、改良したという流れが読み取れるからで、現在の研究者が1860年のScott氏の音を再生するために、 現在の技術を飛躍的に改良した(improved greatly upon existing (techniques)のではなく、現在の技術で改良したのである。
内容一致問題の豪速での解き方は、まず解答探しパターンを知ることで、速読家なら大問1題(3問)を3分で解けます。英語のプロ・達人を目指す人は、ホップ9分→ステップ6分→ジャンプ3分とトレーニングして行ってほしい。ほとんどの場合、英文が3パラフラフの場合は、1番の問題の解答は、第1段落の終わりに、2番の解答は、第2段落の終わりに、3番の解答は第3段落の終わりにあります。4パラグラフの場合は、1番の解答は第2段落の初めか第1段落の終わりに、2番の解答は第3段落に、3番の解答は第4段落にあります。また、最後の長文は、第1番は第2コラムに、第2番は第3コラムの終わりから第4コラムの初めに、第3番は第5コラムに、第4番は第6コラムに答えがあります。ですから、まず問題を読んで記憶し、忘れないうちに段落を速読して答えを探せば、1問を1分で解けないことはありません。
The Hubble Space Telescope(背景知識があればほとんど読まなくても解ける簡単な問題です。この問題や最後の自閉症も、最近の著書「英語で説明する科学技術(語研)」でカバーしているので、理系の素養のない人は、是非読んで背景知識を身につけてほしい。)
(32) (易しいレベル)で、簡単なパラフレーズで瞬時に解ける。
問題文のNASA’s reputationに注意して、本文の解答箇所を探しに行く設問である。第1段落の下から4行目以降が解答の書かれている場所で、本文のthe mirror had a tiny manufacturing flaw.の言い換えが、4番のthe NASA had let a small but serious error、そしてNASA was still reeling from the tragic explosion of the space shuttle Challenger in 1986.の言い換えがreinforced the image of the agency that had began to form after the Challenger accidentであることから4番が正解。
(33) (易しいレベル)で、コスト削減と、eye-catchingの言い換えが見抜ければ瞬時に解ける。
問題文のdouble bindに注意して、本文の解答箇所を探しにいく問題である。第2段落の下から3行目以降のTo attract support from scientists and the general public, NASA needed to undertake ye-catching, ambitious projectsの言い換えが、4番のNASA’s need to fulfill public expectations by carrying out appealing projectsで、NASA was obliged to expend as little as possible in doing so, and the more costs were cut, the greater the likelihood of failure.の言い換えが、while limiting spending enough to maintain its political supportであることから4番が正解。
(34) (易しいレベル)の言い換えで瞬時に解ける。
問題文のthe root of the problems with the new telescopeに注意して、本文の解答箇所を探しにいく問題で
ある。第3段落の上から8行目以降より解答が言及されており、特に11行目の an expectation among NASA
personnel that projects that fail to meet cost and schedule goals will receive additional fundingの言い換
えが、2番のa belief among the developers that their inability to control costs and timeで、that
subsequent scientific and technological success will overshadow any budgetary and schedule problems.
の言い換えが、will be overlooked if the telescope proves to be successfulであることがから、2番が正解。
Ivan Illich and Deschooling (読んでいて面白い記事で話の筋が記憶に残りやすいであろう)
(35) (易しいレベル)でindependent thinkingの言い換えが見抜ければすぐに解ける
問題文のIllich氏が言及する既存の教育機関の影響(one consequence of existing educational institutions)
に注意して、本文の解答箇所を探しにいく問題である。第2段落前半の内容のschools essentially control and
restrict knowledge, they stifle creativity and inhibit the capacity for problem solving and free thoughtを
サマリーした1番が正解。
(36) (普通レベル)の問題で、abstract ideasは行間を読まないといけないが、その他の言い換えはクリア
問題文のIllich氏の提唱に対する批判(a common criticism Illich’ proposal for an alterative system of
learning)に注意して、本文の解答箇所を探しにいく問題である。第3段落の前半のmany asserted it was the
product of intuition as opposed to research, and they characterized it as both hopelessly short on factual
information and wildly impracticalを言い換えた3番が正解。
(37)(やや難問レベル)の問題で、2番のトリックにはまらないように!
問題文のIllich氏のアイデアの今日の関連性(the relevance of Illich’s idea today)に注意して、本文の解答箇
所を探しにいく問題である。第4段落に書かれており、1980年代までにIllich氏のDeschooling Societyの
アイデアは教育機関の議論上から消え去ったが、 4番のAlthough Illich’s ideas have little direct
influence todayの言い換えで、インターネットの到来(the advent of the Internet)によってIllich氏がほぼ
50年前に描いた”leaning webs”、コンピュータやインターネットを用いて情報の共有や交換をして自分志向
の学習法が実現したが、the development of the Internet has changed learning in the direction that he
proposed.という内容を言い換えた4番が正解で、正解のように思わせる2番のdistracterには注意
が必要。
Society, Autism Spectrum Disorders
(38) (易しいレベル)で、最重要「因果関係言い換えパターン」attribute ~to~が見抜ければ瞬時に解ける!
問題文のASDの症例の増加数(the increase in the number of ASD cases)の原因に注意して、本文の解答箇所を探しにいく問題である。第3段落の下から5行目以降のexperts attribute it to the fact that ASD is simply being identified more often than in the past, thanks to more-aggressive screening and greater public awareness of the disorders.の言い換えの4番が正解。
(39) (普通レベル)で、少し行間を読む必要のある問題
問題文の ASDの早期診断が重要な理由(one reason why early diagnosis of ASD is important)に注意して、
本文の解答箇所を探しに行く問題である。第5段落の前半のIf therapy begins at an age when the development of a child’s brain circuitry is still incomplete, better comprehension and social skills can be acquired.の行間を読めば2番が正解だとわかる。
(40)(やや難レベル)で、chemistryが「人間関係の相性」を表し、interactionが「人間関係」を意味することが分かれば瞬時に解ける問題。
問題文のASDの人についてThorkil Sonne氏が思うこと(one thing Thorkil Sonne believes about people with ASD)の原因に注意して、本文の解答箇所を探しにいく問題である。第7 段落の後半のa job interview is about chemistry and people [with ASD] flunk within the first few minutes.を言い換えた3番が正解。本文のchemistry(人間関係の相性)と3番のbe passed over(採用を外される)の語彙の知識があれば楽勝。
(41)(普通レベル)で、行間を読む力が少し要求される問題
問題文の Sonn’s “dandelion philosophy”に注意して、本文の解答箇所を探しにいく問題である。第8段落と第9段落になどから、ASDの人はソフトウェアのテスティングやデータ関連産業の特定の仕事に秀でていることが言及され、最終段落で、ASDの人はdandelion[タンポポ]のように(環境によっては)マイナス面とプラス面を持つように見えるが、その両極で判断するべきではないと考えており、特にBy helping those with ASD find environments where their aptitudes are valued, (ASDの人の適正が価値づけられるような環境を見つける手助けができれば)が4番のas the characteristics that set people with ASD apart from others come to be perceived as being beneficialの言い換えで、companies like Specialisterne are fundamentally changing society’s perspective on the disorders.(Specialisterneのような会社はASDの病気に対する社会の見方を根本に変えつつある)を they will gain greater acceptanceと言い換えた4番が正解。
さて皆さんいかがでしたか。読解問題は、語彙力・背景知識・推論力の総合力で、どれもなければ10分以上かかっても正解率が低いのに対して、すべて優秀であれば3分で解けてしまうわけです。ですから、それらすべてを強化するように励みましょう。
エッセイライティング問題分析&攻略法
今回のエッセイライティング問題はとっつきやすく、pro(賛成)かcon(反対)かどちらが書きやすいかがすぐにわかってでしょう。1級のエッセイを書く時には、まず与えられた語句を見て、即座にどちらの方のキーワードであるかを判断する必要があります。この判断を間違うと点数が激減してしまうので、このセクションが特に苦手な人は、私の前著「英語で経済・政治・社会を討論する技術と表現(ベレ出版):今回のトピックは302ページに掲載」を読んだり、ASCの2次試験対策(頻度順に100トピックカバー)」などで対処できる社会問題のトピックのレパートリーを増やしておく必要があります。ではその見地から今回の問題を見てみましょう。すると各項目とポジティブ対ネガティブの比率は次のようになるでしょう。
Does the mass media have a beneficial effect on society? [ポジネガ度]
□ Advertising 80:20
ポジティブな点 1. Advertising stimulates consumption of goods and services, thus boosting the economy.
Without advertisement, business will greatly suffer.
2. Advertising provides consumers with product information that facilities the choice of
(useful) products and services. Without advertisement, it is very difficult for consumers to
make a choice of products.
3. Advertising contributes greatly to the production of entertainments including movies, TV programs, and athletic events.
このように肯定側は非常に強い(strong case)のに対して、否定側は次のように比較的弱いので、
ポジネガ比率は80対20と言えるでしょう。
ネガティブな点 1. Misleading and exaggerated advertisements will often cause consumers to make a
wrong choice of products.
2. Advertising leads to impulsive buying and overconsumption, making people more materialistic and creating a throwaway society.
□ Education 75:25
ポジティブな点1. The mass media serves educational purposes, providing people with information about what’s happening in the world through news and documentary programs.
2. The mass media including the Internet can greatly facilitate education and research.
このように、世界のニュースや教育番組やe-learningなどがなければ、情報力や知的レベルは
ガタ落ちになってしまうので、肯定側は非常に強いのに対して、否定側も次のようにある程度
説得力があるので、ポジネガ比率は75対25と言ったところでしょうか。
ネガティブな点 1. Harmful contents on the media including violence and pornography will pervert the
minds of children.
2. Trashy and addictive TV programs and Internet contents will seriously undermine the intellectual development of children.
□ Human rights 67:33
ポジティブな点 1. The mass media plays a vital role in promoting the right to freedom of speech and expression by providing a forum for public criticism and comment.
2. The mass media enhances public awareness about social injustice and oppressive government, thus contributing to human rights protection.
とこれもなかなか強いのに対して、否定側は次のようなケースもよくおこるので、67対33と言
ったところでしょうか。
ネガティブな点1. The mass media contributes to the violation of the right to privacy.
2. The mass media contributes to spoken and written defamation(slander and libel).
□ Politics 75:25
The mass media promotes democracy by greatly facilitating political elections.という非常に強いポジティブに対して、 The mass media is often manipulated by politicians.というネガティブで75対25と言ったところでしょうか。
□ Privacy (human rightsのネガティブで述べた内容)
□ Public safety 95:5
Disaster information including flood warnings by the mass media can save hundreds of lives and minimize
property damage.のボジティブに対して、それがよくはずれて人を惑わせる(misleading)でパニックを引き起こ
すケースがネガティブなので、その比率と災害情報の多大な必要性を考慮すれば、95対5と言えるでしょう。
このように考えて行くと、public safety, advertising, politics, educationは書きやすいということがわかります。
さて皆さんいかがでしたか。英検1級の対策勉強は、英語のスキルをUPするだけでなく、叡智(intelligence and awareness of social problems)を高めることができる素晴らしいものです。英検1級合格を目指して努力されている皆さんは、英語の勉強をしていくうちに英検1級が段々手の届く範囲の目標(reachable goal)になって来ましたでしょうか。それではまたお会いしましょう。 前向き(“think positive”)に明日に向かって英悟の道を
Let’s enjoy the process!(陽は必ず昇る!)
植田一三(Ichay Ueda 今年からSamuraIchy)
植田先生が考えられた、今年4月にも発売される英検1級対策の語彙本に掲載される予定の、英語道・英悟道十訓です。英語学習者の皆様のご参考いただければと思います。宜しくお願いします。
1. Practice “shadowing” and “reproduction” every day to learn English rhythm and expressions. (シャドウイングとリプロダクションで英語のリズムと表現力を同時に身につける。)―英語学習を始めた最初の3年間は、1日最低30分~1時間は行う。
2. Practice “rapid oral reading” to increase your vocabulary and “rapid silent reading” to increase your general knowledge. (音(速)読で語彙・表現力、黙(速)読で知識力をUP する)―バランスを取りながら、延べ1日1時間~3時間は行う。
3. Practice debating and writing to develop speaking and critical thinking abilities. (ディベートとライティングで論理的思考を鍛える。) ―慣れてくれば一人ディベートも可能になる。エッセイライティングは週に最低1つは書いて添削を受ける。
4. Use English-English dictionaries to develop a sense of English and an insight into human nature. (英英辞典の英単語の定義を読んで語感を鍛え、「英悟」する。) ―語彙を哲学的・心理学的に洞察しながら、linguistic sensibilitiesを身につけて行く習慣をつける。
5. Heighten your linguistic awareness and acumen through study of English grammar and corpus. (英文法を「理屈」と「コーパス」と研究し言語への洞察を深める。) ―英文法は語彙と同様に進化するので、常に理論英文法とコーパス英文法の両方の見地から研究して行く。
6. Practice translation to gain an insight into “languacultural differences” between English and your mother tongue. (トランスレーションで英語と母国語との発想の違いを知る。)―特に日英翻訳は両言語への洞察が深まり、英語の運用力がUPするので効果的。
7. Study for various English qualification tests to develop your English skills. (資格試験を活用して英語のスキルをUP する。) ―各種資格試験にチャレンジすることによって各分野の語彙と知識が身につく。 実用英語力をUPさせようとするものは、資格3冠を「学士」、5冠を「修士」、9冠を「博士」ととらえて精進しよう。
8. Practice yoga and temperance to open your chakras to maximize your inner potential. (節制・ヨガなどでチャクラを開き、ポテンシャルを最大に高める。) ―食事は腹7分目に取り、毎日必ずヨガによってアンチエイジングを実践する。
9. Make unflagging efforts to achieve the high goals you have set. (高い目標を持ち、決してあぐらをかくことなく精進し続ける。) ―短期・中期・長期目標すべてを明確にする。目先の目標のみを追いかけたり、目標が低いと努力が続かないので、必ず長期的目標を持つこと。
10. Let’s enjoy the process of attaining the spiritual enlightenment through ups and downs and twists and turns in your English study! (楽しいことも苦しいことも真理探究と自己実現への道として、そのプロセスをエンジョイする。)
今週も興味深い記事がありましたので紹介します。読むのはご飯を食べる時間だけにしているので、喫茶店での1回10分位なので、あらかじめ記事[1面のコラム、人生相談、医療]を3つを中心にプラスアルファ面白そうな記事を定めて読んでいます。
まず、ほぼ毎日読んでいるページで、侮れないスポーツ新聞「ニッカン」で、医学覧の「アンチエイジング」の話です。
この昨日の記事には激しい運動は逆に筋肉を固くするだけなのであまりよくないが、「ストレッチング」を推奨しています。この推奨を紹介する実験結果(エビデンス)が紹介されており、40代から80代の人たちに、週4回15分間のストレッチングを半年間(6か月)させたところ、平均で7歳血管年齢が若返ったという例が紹介され、なぜ血管年齢が若返っかというと、ストレッチによって筋肉の中の筋繊維が刺激されてコラーゲンを含む2種類の物質が分泌され血管がしなやか[柔軟]になるからだそうです。逆に半年間なにもしなかったグループは血管年齢は平均で0.4歳歳を取ったそうです。さらにストレッチングの効能で血管がしなやかになることで、心筋梗塞と脳梗塞の予防にもつながるそうです。さらに、今日の続きでは、ストレッチングの方法が紹介され、運動は交感神経が刺激されるが、ストレッチは副交感神経が刺激されると書かれてあります。ストレッチングには、2種類、「座ってつま先を持つ(届かなければタオルもOK)」方法で、息を吐いて20秒間体型を維持するやり方、両腕を前についた「上体そらし」で、腹の筋肉などを伸ばすやり方が紹介され、いずれも体を痛めないない程度でやってくださいと紹介されています。
それから、今日の読売新聞では、医学覧では「白内障」が紹介されています。国内では1000万人以上の人がかかる病気で、早い人では40歳からかかっていくそうですが、目の水晶体が白く濁ることで光をまぶしく感じたり、見えにくく感じる症状だそうです。この治療が紹介されておりますが、(現在の医学では)、白く濁った水晶体(11ミリ)は元に戻らないそうなので、これを手術で取り除いて、目の度数[見え具合]を調整したアクリルなどの人工物に置き換えるそうです。手術の際の目の傷は縫合しないほどの小さいとのことです。
あと、読売新聞の1面には国内の歯のことが紹介されています。日本では「8020(80歳で20本の歯を残す)」運動を実施しているそうですが、現状は「8013」、ちなみにスゥエーデンは「8025」だそうです。日本の歯科医療の現状は、非常に健康に重要な(日本の)歯の衛生ケアは1回800円と安くて割に合わない、歯科技工士の待遇があまりよくないので、将来の歯科技工士不足が懸念されているなど、また高額治療につながるインプラント治療などにも走る歯医者さんもいるようです。ちなみに、日本の歯の衛生ケアをする人は3人に1人、アメリカでは2人に1人、歯のかみ合わせ[人工歯でも良いが]が良いと、虫歯になりにくく、よく噛むことで記憶力が向上し、認知症になりにくいなどさまざまな良い健康面につながるので、将来の老齢化が加速する日本を考えるとこの歯科衛生にも努力が必要であることが書かれています。
あと読売新聞で、難病にかかった時に対処する?の記事の中で、難病にかかるのはなぜかというメカニズムが簡単に書かれてあり、人間には23対46本の染色体があり、それぞれ1対2本の染色体には30億のDNA(= デオキシリボ核酸 deoxyribonucleic acid)で構成されて、このDNAに基づいて作られるいくつかのたんぱく質の生成に異常が起きた際に、筋ジストロフィー(筋萎縮と筋力低下が進行していく遺伝性筋疾患)などのさまざまな、名前をつけられた症状[難病]にかかると書かれてあります。
さらに、今週の読売新聞の4日間連載は、胃ろうでしたが、口から食事ができなくなったたために、体にチューブを指して栄養を取る医療法です。ディベートにも使えるようなテーマといえるのは、人間のプライドから「胃ろう」をするのを拒否したりする人もいたりするかなど、医療的にはもし口から栄養が取れないなら、一時的でも「胃ろう」も栄養接種の一手段と見て臨機応変に用いるべきであると紹介されています。ただし、「胃ろう」もずっと続けると細菌に感染するリスクを伴い、食べる噛むといった刺激がないとうことから、脳への刺激が少なくなるなどのデメリット等も紹介されています。また、人間の体は面白いもので80歳、90歳でも口から一旦食事が取れなくなっても、患者さんの中には訓練を少しずつして、また再び口から食べれるようになったという回復のパーセンテージが紹介されており、それを専門にするスタッフを設けることで、年々その回復した患者数は目覚ましいほどに伸びているという点でも興味深い記事であると言えます。
あと年2回ほど電車1時間で自宅に帰るのですが、今週の金曜日の帰省中の電車の中にたまたま座席に置いていた[読み捨ててあった]新聞、少し不良っぽい?「日刊ゲンダイ」も実に興味深い話です。「去年より幸せに生きる具体的方策」とは、① 素直に生きる ② 健康を第一にする ③ 毎週瞑想をする ④ 出来たことリストを作る ⑤ 人やモノに感謝する ⑥ 人に親切にする ⑦ 考えすぎないの7項目で紹介されています。
あと、その新聞で非常に面白く感じた[驚愕した]のは、中日の落合GM(ジェネラルマニジャーの記事で、彼は監督時代には(選手時代はもちろん)非常に優秀な成績を残しましたが、監督をしていて気づいたことがあって、選手を褒めるのはいいと思っていたが、「褒めても駄目だ」ということに気付いたそうです。なぜかというと、褒めることで選手が動揺するからだそうです。けなすのはもちろん駄目なので、選手に関しては「何も言わない」というようにしたそうです。もちろん落合元監督の「選手を褒めない・けなさない」は、もちろんながらこれはすべての人に必ずしも当てはまるものではありませんが、こういう実績のある一流の人の「気付き」という面で私は面白く感じました[驚愕しました]。